問題を抱えていると気持ちは後ろ向きになりますし、元気が出ませんね。
短い人生経験ではありますが私も仕事でも、個人的なことでも、大問題を抱えたことが何度もありました。そういうときには本当に悩みました。
白取春彦さんの『頭がよくなる思考術』より引用します。
しかし、やっかいで、手間がかかって、時間をつぶす、どうしてもくだらないとしか思えない問題を、一変させる方法がある。問題の中に教えを見出すのである。
その問題が、自分の心を変えることを教えているのかもしれない。耐え続ける器を持つことを教えているのかもしれない。今のままではまだ愛がたりないことを教えているのかもしれない。心を強くすることを教えているのかもしれない。
問題の中にそのような教えを見出すことができれば、問題は一変して尊いものとなる。自分の人生に必要なものとなる。
『頭がよくなる思考術』より引用
この問題は自分に何を教えようとしているのだろうか?
この問題を解決することによって自分はどのような人間的な成長ができるのだろうか?
このように考えられると、問題にも前向きに取り組むことができると思います。
どの本だか忘れてしまいましたが、稲盛和夫さんも同じようなことを述べておられたと思います。
自分が同じような題材を扱った映画の主人公になったつもりで解決するのもよいかもしれません。映画やドラマでは大変な問題が次々に起こりますが、主人公はなんとか解決して成長していきます。最後は拍手と感動の嵐となります。
基本姿勢は「これでお終いだ~」と破滅的に考えるのではなく「この問題から教えてもらおう」という前向きな未来志向だということです。
私もいろいろなことを人生の一部、人生に必要なものだと思ってすいすい乗り越えていこうと思います。
問題を抱えている皆さまの円満かつ無事な解決を心より祈っております。

参考文献:『頭がよくなる思考術』 白取春彦 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
参考ブログ:
「『頭がよくなる思考術』を読んで」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e846795.html
「他人の思惑」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e847566.html
「雑用は丁寧に」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e847812.html
「やさしさをもって読む」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e857182.html
「感情に酔わない」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e858836.html
「果てのない欲望」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e859883.html
「心配すると」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e862877.html
「自分のしたいことをせよ」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e896996.html
「頭のカタさ」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e899680.html
「行動を解放せよ」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e965565.html
「心を出世させよ」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e965795.html
Hitoshi Yonezu at 10:00
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