『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』を読んで

2013年09月05日

 昨夜は当社の「お取引先さま説明会」を開催したところ、56名のお取引先さまにご参集頂きました。2時間ほど私どもの経営方針をお聞き頂き、その後懇親会を開催しました。大変盛り上がり、有意義な時間を過ごすことができました。この信頼関係を強化していけば、お客さま、社会に対して、もっと大きな価値を生み出していくことができるだろう、と思いました。
 お忙しいところお時間を割いてくださったみなさま、誠にありがとうございました。 

 さて、・・・・・・藤田紘一郎さんのご著書『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』を拝読いたしました。

 藤田さんは1939年旧満州生まれで、東京医科歯科大学卒業後、東京大学医学系大学院を修了されました。金沢医科大学教授、長崎大学教授、東京医科歯科大学教授を経て、現在は東京医科歯科大学名誉教授、人間総合科学大学教授を務めておられます。ご専門は、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学です。

 腸内研究で有名な藤田さんが、70歳を過ぎてもなお絶好調だという腸の健康法を伝授してくれる本です。私の知らない健康知識を学ぶことができました。おもしろい本ですよ。

 「老化とは酸化することと同じ」なのだそうです。「病気を避け、老化のスピードを遅らせるには、活性酸素の発生量を抑え込む」ことが重要だそうです。

 そのための一番の方法は、よく噛んで食べることです。唾液には、活性酸素の害を抑え、消去する抗酸化作用のある酵素が含まれています。具体的には、カタラーゼ(CAT)やスーパーオキシターゼ(SOD)、ペルオキシターゼ(POD)などの酵素が、消化酵素とともに含まれていて、発ガン物質の毒出し作用があるものもあります。
 これらの酵素は、唾液の中にたくさん含まれます。唾液は、噛めば噛むほど分泌量が増えるので、体の抗酸化力を高めるには、唾液をたくさん出しながら食べることが重要です。噛むことで活性酸素を消去するには約30秒かかりますから、1回1秒、ゆっくりと計30回噛むことが必要です。

            『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』 p39より引用


 これは耳が痛いです。商売柄、よく噛まないで早食いするのが習慣になってしまっている私です。この本を読んでから、よく噛んで食べることを意識しています。
 
 白湯を飲まない方がいいということをご存知ですか?

 1つは、水道水をそのまま沸騰させた水を飲んではいけないことです。水道水には、塩素が含まれます。塩素が体内に入ってくると活性酸素が発生します。では、煮沸消毒すれば良い水になるかといえば、もっと悪い水になります。水道水を煮沸させれば塩素は飛びますし、殺菌効果もあります。しかし、トリハロメタンの量は多くなります。
 (中略)
 トリハロメタンの含有量が最も多くなるのは煮沸直後で、煮沸前の2~3倍にも増えることが分かっています。トリハロメタンを完全に取り除くには、15~30分は煮沸させ続ける必要があります。

      『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』 p121-122より引用

 

 これは知りませんでした。水道水を直接飲むよりは沸かしたものを飲んだ方が体にはいいだろう、と勘違いしていました。
 では、どんな水を飲めばいいのでしょう、三つのポイントがあるそうです。

 1.アルカリ性であること
 2.原材料の欄に「鉱泉水」「鉱水」「温泉水」と書かれていること
 3.「おいしい」と感じる水を飲むこと

          『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』 p124より引用


 これらの条件を満たしていれば、硬水でも軟水でもいいそうです。藤田さんがすすめる活性酸素を抑える水の具体的な商品名も8種類紹介されています。

 手洗いやうがいに薬品を使わない方がいいというのも藤田さんの考え方です。

 普段の手洗いに石鹸は必要ありません。外から帰ったあとでも、流水で10秒も洗えば、手についたウィルスは流せます。流水のみによる手洗いこそが、大事な皮膚常在菌を守りながら、手についた病原菌を洗い流す最良の水際作戦です。石鹸は、手に目に見える汚れがつき、その汚れを消したいときや、入浴時のみで十分です。
 うがいも同じで、水で十分です。風邪をひく前から、殺菌作用のあるうがい薬でうがいをするのは逆効果です。

          『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』 p156より引用  


 私は食品衛生を最重要事項とする飲食の仕事をしていますで、こういうわけにはいきませんが、みなさまはご参考になさってください。

 最後に男性のみなさまへ。

 とくに、男性は40歳を過ぎたら離婚してはいけません。寿命が10年縮まると思ってください。事実、40歳を過ぎて離婚した男性は、ガンになりやすいという統計があります。
                   
          『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』 p162より引用


 女性の場合は熟年離婚しようと、ご主人に先立たれようと、寿命に関係はないそうです。

 この本は少し極端な面もあるかもしれませんが、いろいろおもしろい情報が詰まっています。

 健康法は自分がいいと感じたものをやるのがいちばんですね。どうぞご参考になさってください。

  


 参考文献:『腸をダメにする習慣、鍛える習慣』 藤田紘一郎 (ワニブックスPLUS新書)
 
  

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『おなかの不安は解消できる』を読んで

2013年07月08日

 石蔵文信さんのご著書『おなかの不安は解消できる』を拝読いたしました。

 石蔵さんは1955年京都府生まれ、三重大学医学部卒業後、国立循環器病研究センター、大阪警察病院などを経て、米国メイヨ―クリニックに留学されました。現在は、循環器科医師として活躍され、大阪樟蔭女子大学学芸学部教授も務められています。

 この本は主に中高年の男性向けに、突然の下痢やお通じが安定しない悩みを解消する方法を教えてくれるものです。

 私は現在ありがたいことにおおよそ健康ではありますが、仕事柄宴席が多いものですから、おなかのことには少々心配をしております。

 頻繁にトイレに行く人に対して、おなかを鍛える方法が紹介されています。
 
 頻繁にトイレに行っていると、大腸での水分吸収がまだ不完全な、固形になり切っていない便まで無理やり出していることになるのです。これでは、自分のトイレ行動によって自ら下痢を作り出しているのと同じです。
 あとしばらく放っておけば、水分が吸収されて硬い便ができ、それが肛門付近に留まって、水分を吸収し切れていない柔らかい便が出ないようにする「栓」の役目を果たしてくれる。それなのに、もったいないことをしていると思いませんか?おなかが弱い人に必要なのは、きちんととした硬い便ができるまで、トイレに行くのを待つことなのです。
       
          『おなかの不安は解消できる』 p93より引用 


 朝の急な下痢が心配な人には「朝食を抜いて出社する」こともよいそうです。これによって通勤途中のパニックを減らすことができますし、胃腸を休ませることもできるそうです。

 胃と腸の両方が空っぽの時間を作って胃腸をしっかり休ませるには、何も食べない時間を8~12時間は確保することが必要だといわれています。(中略)胃腸の働きは自律神経がコントロールしているため、ストレスによって自律神経の働きが乱れているストレス性の下痢の人はとりわけ、胃腸をきちんと休ませてあげることが必要です。

          『おなかの不安は解消できる』 p106より引用 
 

 更年期と言うと一般的には女性の事と思いがちですが、男性にも更年期があるのです。

 石蔵さんは2001年大阪市内の病院で「男性更年期外来」を開設し、これまで600人以上の中高年男性の患者さんを治療されてきたそうです。

 この本にはうつ病の事も紹介されています。その症状をみると、うつ病も遠いところにある病気ではないと思いました。

 我々は知らず知らずのうちになんらかの病にかかっていることもあるのです。

 中高年の男性のみなさまはご参考になさってください。
 
  


 参考文献:『おなかの不安は解消できる』 石蔵文信 (メディアファクトリー新書)
 
  

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『「普通がいい」という病』を読んで

2013年06月19日

 泉谷閑示さんの『「普通がいい」という病』を拝読いたしました。

 泉谷さんは1962年秋田県生まれ、東北大学医学部卒業後、東京医科歯科大学附属病院、財団法人神経研究所付属晴和病院、新宿サザンスクエアクリニック院長等を経て、現在、精神療法を専門とする南青山泉谷クリニックの院長を務めておられます。精神科の医師です。

 この本はそもそも、泉谷さんの精神療法の研究会に集まる若いカウンセラーたちの参考書としてプライベートな目的で作られたものだったそうです。それが一般の方やライターの方に好評を得て、請われて出版されることになったそうです。

 この本を読むとさまざまな精神的な疾患が紹介されていて少し重い気分になりました。

 私は大変ありがたいことに健康的な生活を送ることが出来ていますが、そうはいっても境界にいるにいるのかもな、とも感じました。健康はぎりぎりのバランスの上に成り立っているのではないかと思うのです。
 
 心と体だけであれば、精神を病むこともないのですが、人間には頭というものがあるために、これが問題の元になっているのですね。

 私の母は「よく眠れない」と嘆いています。いろいろ治療しましたが、全然よくならないようです。

 泉谷さんによれば、眠りというものは本来身体の方から自然に訪れるもので「頭」の意思の力でどうにかできるものではないそうです。

 「頭」による「眠れ!」という差し出がましいコントロールに対して、「身体」が意地でも「眠るまい」と反発するからです。
 そうしますと、厳しく言えば「眠れない」ことを「苦にする」こと自体、「頭」が「身体」をコントロールできるはずだと思い上がっている状態にあることを示しているわけです。

           『「普通がいい」という病』 p221より引用


  頭と体は上下関係にあるわけではないのですね。

 ところで、この不眠が告げるメッセージとは何でしょうか。
 これは、長い間私には謎でしたが、ふと「毎晩眠るということは、毎日死ぬことである」ということに思い至って、やっと解読の糸口がつかめてきたのです。そう考えてみると、「不眠とは死ぬに死ねない状態である」ということになる。「死ぬに死ねない」というのは、幕を下ろす気になれないということであり、「今日という一日を生きたという手応えがない」という未練があることを示しているのです。

           『「普通がいい」という病』 p224より引用
 

 こういう原理だとしたら、誰でも不眠になる可能性はあります。

 私は、いま健康であることに、ただ感謝するしかありません。

  


 参考文献:『「普通がいい」という病』 泉谷閑示 (講談社現代新書)
 

  

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『酒をやめずにやせる技術』を読んで

2013年01月28日

 木下雅雄さんのご著書『酒をやめずにやせる技術』を拝読いたしました。

 木下さんは1960年生まれ、日本外科学会指導医、呼吸器外科専門医、日本乳癌学会乳腺専門医の資格をもつ外科医です。臨床医として各地に出張し、1998年厚生中央病院に赴任、2013年には父の後を継ぎ、クリニック診療に転向されるそうです。
  
 2010年、脊柱管狭窄症という病気で腰痛になったのを機にダイエットを始め、酒量を減らさず、自分を追い詰めないファジーなやり方で20kg超の減量に成功、患者さんの勧めでこの本を執筆されました。

 木下さんは料理も居酒屋もお酒も大好きで、「病院内でいちばん飲む男」と噂されたこともあり、45歳の時の体重は98キロに達していたそうです。
 
 49歳の秋から、酒をやめない方法でダイエットをスタートさせ、2年後には21キロの減量(93.1キロから72.1キロへ)に成功されました。

 このダイエット方法は「炭水化物ちょっとだけダイエット」と呼ばれ、炭水化物は全くとらないのではなく、少し食べていいのです。「酒については無制限で、炭水化物を控えるダイエット」です。

 中心となる食べ物はアミノ酸スコアが100に近い良質なたんぱく質です。
 アミノ酸スコアが100の食品には、鶏肉、豚肉、牛肉、鶏卵、牛乳、大豆、アジ、アナゴ、イワシ、カツオなどがあるそうです。これに対して精白米は65、食パンは44、そうめんは41、人参は55、などスコアが低くなります。

 木下さんが最愛の食品としているのがアミノ酸スコア100の「かまぼこ」なのだそうです。

 医師であり医学の知識があるという基礎と、お酒や料理が好きだという現実を上手にマッチングさせたダイエット法です。

 ただし、簡単と一言でいえるわけではなく、炭水化物を抑える部分では、意思の強さも必要だろうと感じました。

 低カロリーのおつまみのレシピなども紹介されていて親切な本です。我々のような中年男子は木下さんの論理だけでも知っておいた方がよいと思います。

 ご参考になさってください。
  


 参考文献:『酒をやめずにやせる技術』 木下雅雄 (扶桑社新書)
 

  

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食後に眠くならない食べ方!?

2012年07月15日

 高校生のとき、必ず寝ていた授業がありました。

 私は一番前の席だったのですが、その授業のときには机の上を片づけて、チャイムが鳴ると同時に突っ伏して寝ておりました。

 本当は興味深い授業でしたので、寝ないでいるときには熱心に聴講しました。

 受験に関係がなかったので、寝ることを優先してしまったのです。
 その先生には本当に申し訳なかったです。先生には年賀状は欠かさず出しました。立派な先生で、私のようなひどい生徒にも必ず返事を出してくださいました。

 高校生のときには確かに眠かったですが、食後だから眠いということではありませんでした。

 いまは眠くなるとしたら食事で満腹になってしまったときです。

 小林弘幸さんの『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に食後に眠くならない食べ方が紹介されていました。

 食後に眠くならない食べ方のポイントは二つ。一つは「食前に300~500cc程度の水を飲む」こと。もう一つは「腹八分目の量を、できるだけゆっくり時間をかけてとる」ことです。
         
            『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』より引用


 食後睡魔に襲われるのは、副交感神経が上がるためだそうです。食事をすることで交感神経が一気に高まりますが、食後消化器官が動き出すことで、今度は副交感神経が優位に急転換するそうです。この急転換が眠気の原因なのだそうです。

 小林さんが提唱されている方法は、交感神経が優位になる食事の早い段階から副交感神経も上げる方法だそうです。

 私も危なそうな時に試してみたいと思います。

 前に「眠くならない食事のとり方」が紹介されている別のご本を紹介したことがあります。

 参考ブログ:『成功する人は缶コーヒーを飲まない』を読んで
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e772217.html

 どちらも一理あります。いろいろな方法がありますね。

 どうぞご参考になさってください。
   
  


 参考文献:『なぜ「これ」は健康にいいのか?』 小林弘幸 (サンマーク出版) 
 
  

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朝のメールチェックについて

2012年07月12日

 朝出社して会社のデスクに座ったら、まずはメールチェックを行なう、という方は多いのでしょうか?

 小林弘幸さんの『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』に、朝のメールチェックについて、次のような記述がありました。

 たとえば、朝一番にメールチェックをする人がいますが、実はこれはとてももったいないことなのです。なぜなら、朝は副交感神経優位から交感神経優位に切り替わる時間帯だからです。この時間帯は、交感神経が優位になるとはいえ、夜の余波で副交感神経も比較的高いレベルにあるので、脳がもっとも活性化する時間帯なのです。
 こうした時間帯にもっとも適しているのは、物事を深く考えたり、発想力を必要とする仕事をすることです。この貴重な時間を、脳をほとんど使わないメールチェックに使ってしまうのは、あまりにももったいないことです。
         
            『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』より引用


 確かに朝の時間帯は仕事がはかどるので、何でも片っ端からやってしまいたくなります。
 ただ、午後にできるような定型的な仕事を朝してしまうのはもったいない気がします。私も感じていたことです。

 私の場合は午後になると、考えたり、書いたり、組み立てたりするような仕事に取り組みずらくなるのは確かです。
 
 私は出社すると①掃除②ブログ③メールや書類などの事務仕事、の順番で仕事をすすめております。

 このブログはほとんどの場合、朝に書いておりますので、小林さんの論理によるとしたら、まあまあよい時間に書いているということになるのだと思います。

 ビジネスのことをブログに書いているときには「あっ、うちの会社でもやらなくちゃ」「うちではこうやって活用してみよう」というような気づきが次々と生まれてきます。朝だからでしょうか?

 発想が生まれ、アイデアがふくらんでいるときには、充実感があります。
   
  


 参考文献:『なぜ「これ」は健康にいいのか?』 小林弘幸 (サンマーク出版) 
 
  

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『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』を読んで

2012年07月05日

 小林弘幸さんのご著書『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』を拝読いたしました。

 この本は2011年3月に初版が発行され、手元にありますのは2012年1月発行の第22刷です。大変よく読まれている本ですね。

 小林さんは小児外科を専門とする医師で、日本体育協会公認スポーツドクター、順天堂大学医学部教授を務められています。
 20年以上に及ぶ、外科、移植外科、免疫、臓器、神経、スポーツ飲料の研究の中で交感神経、副交感神経のバランスの重要性を痛感されたのだそうです。
 
 小林さんは人が病気になる原因は自律神経系にあると考えておられます。自律神経系は「交換神経系」と「副交感神経系」の二種類に大別されるそうです。

 自律神経は内臓や血管の機能をコントロールする神経で、交感神経が体を支配すると身体はアクティブな状態になり、副交感神経が支配すると体はリラックスした状態になります。私たち人間の体は、活動的な日中は交感神経が支配し、夜、リラックスするときには副交感神経が支配するというように、相反する働きを持った二つの自律神経が、交互に体を支配することで身体機能が保たれているのです。

           『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』より引用


 体がもっともよい状態で機能するのは、交感神経も副交感神経も両方が高いレベルで活動する状態のときだそうです。

 自律神経をコントロールするポイントは、ひと言でいうと「ゆっくり」です。
 「ゆっくり」を意識し、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる。
 そうすると、下がり気味の副交感神経活動レベルが上がり、自律神経のバランスが整い始めるのです。

            『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』より引用

 
 「ゆっくり」の生活習慣はどのように活動すればいいのか?この本に具体的な方法がいくつも紹介されています。
 
 例えば、お酒の飲み過ぎは自律神経のバランスを崩す最悪の生活習慣の一つだそうです。お酒を飲み過ぎた翌朝、強い喉の渇きを感じるのは脱水が進んでいるためとのこと。脱水は血管にダメージを与えるとても危険な状態なのだそうです。

 脱水を防ぐにはお酒をのむときに同量の水を飲むことだそうです。

 お酒を飲み過ぎると頭が痛くなるという人は多いと思いますが、あの頭痛は脳の血流不足が原因です。ですから、お酒を飲むときに同量の水を飲むようにすると脱水の程度が軽くすむので頭痛を防ぐことができるとともに、血管のダメージも軽減することができます。

            『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』より引用


 この文章を読んでいたら、頭が痛くなりそうでした。私はいままで相当血管を痛めてきてしまいました。

 いままでいろいろな健康の本を読みましたが、それぞれ違ったことが書いてあるので、どれが正しいのか迷ってしまいます。この本にもいままでに聞いたことのないことが書かれています。
 自分に合いそうなものを実践するのがよいと思います。

 興味深いことがたくさん書いてあります。みなさまもご参考になさってください。  

 これから○○病院へ健康診断にいってきま~す。        

  


 参考文献:『なぜ「これ」は健康にいいのか?』 小林弘幸 (サンマーク出版) 
 

  

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『やってはいけない筋トレ』を読んで

2012年05月15日

 坂詰真二さんのご著書『やってはいけない筋トレ』を拝読いたしました。

 坂詰さんは1966年新潟県生まれ、NSCA公認ストレングス&コンディショニング・スペシャリスト、公認パーソナルトレーナーです。株式会社ピープルなどに勤務されたのち、1996年に独立し「スポーツ&サイエンス」を主宰されています。

 私は今年からスポーツジムの会員になったのですが、多忙のため、月に二、三回しか利用できておらず、会費は無駄になっていますし、体はなまるばかりです。
 
 スポーツジムに行く時間がとれたときには、せめて正しい方法で効率よく筋トレを行いたいと思い、この本を手にとってみました。

 この本には自宅で行える「自体重トレーニング」が写真入りで詳しく解説されています。「自体重トレーニング」は、特別な器具を使うことなく椅子さえあれば家で行えるものです。

 後半の章には、マシントレーニング種目と順番についての解説もあり、これらについてはジムで活用できそうです。

 筋トレの基礎理論については私の常識を変えるようなことがたくさん書いてあり、驚きました。

 筋トレは毎日すべきか?ということについて。

 休養を与えて廃棄物を処理し、同時にエネルギー源となるブドウ糖や、筋肉の元となるアミノ酸を供給することで、筋肉が元のレベルより太くなる仕組みを「超回復」といいます。
 超回復に要する時間は48時間から72時間といわれており、一回筋トレをしたら次の筋トレまで2日明ける必要があります。だから筋トレは週に2~3回が適当なのです。

                 『やってはいけない筋トレ』より引用


 なあんだ、毎日やらなくていいんだ!

 筋トレは力任せに回数を多く行えばいいのか?ということについて。

 筋肥大させるには重りを10回持ち上げてもあと2回は持ち上げられるぐらいの力、つまり筋肉が出せる力の70~80%程度の負荷を与え、これに抵抗しながら10回前後、動作を反復することが必要です。

                 『やってはいけない筋トレ』より引用


 筋トレはやみくもに数をこなすことではないのです。15回以上の筋トレは意味がないそうです。

 大学のワンダーフォーゲル部で、また社会人になって消防団でポンプ操法の競技をしていたとき、先輩や指導員の指示に従って、一時間から二時間にわたり、スクワット、腹筋、腕立て伏せなど厳しい筋トレを何百回もやらされました。

 あれは筋肉を増強させるためではなくて、精神面を鍛えてもらっていたのだ・・・・・・と納得しています。

 ちなみにお腹ポッコリについてはこんなことが書いてありました。

 お腹ポッコリは過剰な内臓脂肪の増加が原因です。腹筋運動を頑張るよりも、まずはエネルギー収支を赤字にして内臓脂肪と皮下脂肪を減らせば、自然とお腹は凹みます。

                  『やってはいけない筋トレ』より引用


 とのことです・・・・・・

 筋トレをして健康な身体をつくりたいと思っている方はぜひ読んでみてください。

  


 参考文献:『やってはいけない筋トレ』 坂詰真二 (青春出版社)
 
  

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