「プリーズ」と何度もいう

2011年01月23日

 『3週間続ければ一生が変わる』は、よいことがたくさん書いてある自己啓発の本で、ときどき読み返しておりますし、このブログでも何度かご紹介してまいりました。

 その『Part 2』が、ハードカバーとして2007年に出版されていました。今年になってポケット版が出版されたのを機に、読んでみることにしました。

 『Part 2』は、前編よりも一節あたりの文章が長く、やや説明的になっているのが気になりますが、いくつかの新しい気付きを与えてくれました。

 わたしはスターバックスでソイ・ラテを注文しました(ブラウン・シュガーを入れるのが好きです)。となりにいた女性が店員からコーヒーを受け取り、「トレイはある?」といいました。ぞんざいな口調でいったわけではありません、あまり丁寧ではなかっただけです。わたしは考えてしまいました。
 「お願いします」は、いったいどうなってしまったんだろう?

       『3週間続ければ一生が変わる Part2 ポケット版』より引用

   
 ここでいう「お願いします」とは、英語のPlease(プリーズ)のことです。英語では、話し言葉にプリーズをつけることにより、礼儀正しく、相手に敬意を示すことになります。

 私も、お客さまでいらっしゃるのに、丁寧に、礼儀正しく対応される方にお会いすると、自分の足りなさを反省し、恐縮しますし、お客さまに対して、もっともっと感謝の気持ちを申し上げなくては・・・と思います。 

 引用したロビン・シャーマの体験談のように、お店や乗り物などで横柄な人に遭遇すると、周りの人もいい気分はしませんね。

 それが若者ならば、まだ社会を知らないのだから、これからいろいろ経験すれば分かるだろう・・・と許す気にもなりますが、立派な紳士淑女の態度が横柄だと、がっかりしてしまいます。

 日本には、礼儀正しさや謙虚の美徳など、世界に誇れる習慣があります。世界から見たら特殊かもしれませんが、よい意味での特殊ではないでしょうか。

 世界では、日本人の人格の尊さは埋もれてしまい、他国の無礼な態度や強引な人格がのさばっています。
 それがパワーバランスだというのなら、結局、国際関係は軍事力であり、軍事力の弱い国は何も主張できないということです。

 日本のすばらしい文化がますます伸ばせるようになり、世界の模範となれたらいいのになあ・・・と思います。

 参考文献:
 『3週間続ければ一生が変わる Part2 ポケット版』 ロビン・シャーマ (海竜社)
 

 参考ブログ:
 『ニュース断ちをする』
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e630474.html
 『もっとリスクを負う』
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e462564.html
 『すべての本を読み終えなくてもよい』
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e461817.html
 『スミレの芳香は』
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e461011.html
 『ことばは矢のようなもの』
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e352640.html

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