『3週間続ければ一生が変わる』のなかの「いらだちをコントロールする」の章より引用いたします。
一瞬の怒りの駆られて発した相手を傷つけることばで、多くの友情が壊れています。ことばは矢のようなものです。いったん放たれると、取り返しがつきません。ですから注意深くことばをえらんでください。(以上引用)
仕事においても、教育においても、叱ることはとても大切なことですが、言葉は選ばなくてはなりません。
熱くなりやすい人、興奮しやすい人、感情の起伏が激しい人は、自分の感情をコントロールすることがなにより最優先です。
あまりにも感情が抑えられないと思うなら、外を一回りして、戻ってきてから、話をしたほうがよいです。
この本では「三つの門のテスト」をしてから、言葉を返すように、とアドバイスされています。
最初の門「これらの言葉は真実か」
第二の門「これらの言葉は必要か」
第三の門「これらの言葉に思いやりはあるか」
そうであって初めて、言葉は唇を離れ、世の中に向かって放たれていくのです。
なんだか、ロータリークラブの「四つのテスト」に似ていますね。
参考ブログ:『四つのテスト』
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e275035.html
私はかつては、自分に厳しく、人には優しくを心がけていましたが、経営者としてはそれでは不十分でした。
いまでは、仕事面では、小さなことでも見逃さず、厳しく教育するように気をつけています。
お客様のお役に立てる会社にするために、心の中はいつも涼しくコントロールして、社員たちには厳しく叱りたいと思います。

参考文献:『3週間続ければ一生が変わる』 ロビン・シャーマ (海竜社)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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