昨日のブログで、お金は使わなければ入ってこない、という話を書きましたが、小林生観さんの『100%幸せな1%の人々』にも同じようなことが書いてあります。
(以下引用)
「出入口」という言葉があります。この言葉を見ると、「出」という文字が先に書いてあります。
たとえば、タクシーが止まります。お客さんが降りる方が先、入る方があと。エレベーターが降りてきます。出る方が先、入るのがあと。電車が停まります。出る方が先、入る方があと。
宇宙の法則では、まず「出る方が先」なのです。それなのに、社会全体は「お金をどうやって手に入れるか」しか教えてくれません。
(中略)
自分のわがままのためにお金を使うのではなくて、喜ばれるようにお金を使う。そういうふうに使ったお金は「倍返し」で自分のところに返ってきます。
(以上引用)
デフレ経済においては、極端に言えば、モノがどんどん安くなっていくわけですから、今日買うよりも、明日買う方が得なのです。
今日、3,000円の値札のついているジーンズは、明日は2,500円になるかもしれないのです。もしかしたら来週には2,000円になるかもしれない。そういうことが見えているなら、誰もが買うのを控えてしまうことでしょう。
みんながそう思ってしまったらどうなるのか・・・
買わない→売れない→商品の価格を下げる→企業の売上、利益が落ちる→個人の所得が減る→失業率が上がる→買わない→売れない→商品の価格を下げる→企業の売上、利益が落ちる→失業率が上がる→買わない→・・・
このように恐ろしい連鎖=デフレスパイラルに陥ってしまうのです。
誰もが仕事を通じて、ものやサービスに価値をつけようとしているのに、その価値が落ちていくという状況がよい訳がありません。
よいお金の使い方をするということが、本当に大切なことだなあと思いました。

昨日のブログ:「『年収200万円からの貯金生活宣言』をよんで」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e369536.html
2009年7月15日の『100%幸せな1%の人々』の感想を書いたブログ:
『適度に、よい加減で、ニコニコと。』
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e282678.html
参考文献:『100%幸せな1%の人々』 小林正観 (中経出版)
Hitoshi Yonezu at 11:23
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