『年収200万円からの貯金生活宣言』を読んで

2009年12月21日

 『年収200万円からの貯金生活宣言』は、楽しくお金を貯められる方法を具体的に教えてくれる本です。

 企業と同様に、個人も、変動支出(変動費)より、固定支出(固定費)に手をつけなければ、貯金はできないといいます。
 無駄な固定費としてワースト10を挙げられていますが、そのうちワースト3を御紹介しますね。
  
 1位 ムダな会話やメールのもととなる携帯電話代
 2位 意味のない飲み会の交際費
 3位 ぜいたくなまでの食費

 また、お金の使い方を、「消費」、「浪費」、「投資」の三種類に分けて、自分の支出を分けてみるとよいそうです。理想の目安は、消費70%、浪費5%、投資25%とのこと。
 こうやって分けると、自分のお金の使い道がはっきり分かりそうですね。

 ただ、商売をしている者としては、貯金に走りすぎてしまうのは、経済のためにはどうかな?と思うのです。消費が落ち込めば落ち込むほど、経済はますます悪くなっていくということは自明の理です。

 お客さまが来ないと嘆いているお店さんに限って、その本人も全くお金を使わないということがあります。自分もお金を使わないのですから、お客さまも来るはずがないのです。あまりにも矛盾した嘆きです。

 私は、経済のためには、本当に微々々々たるものですが、使わないよりは使ったほうがよいだろうと思って、なるべく地元の信州や、知人のところで消費しております。

 だから、私はお金もたまりません。

 ・・・じゃあ、お金を貯めよう、と話はまた元へ戻ってしまうのですが・・・

 要するに、よいお金の使い方をすることだと思います。自分の真の喜びにつながるもの、長期的に見て自分のためになるもの、社会、経済の健全な発展に寄与するものにお金を使うということでしょう。

 そして、短期的な喜びのために浪費してしまっているもの、長期的に見て社会、経済を悪くしてしまいそうな支出は削減していくということですね。

 気がかりだったことですので、こうやって、いろいろ考えさせてくれた、よい本でした。

 私も、これからは、お客さまの接待やおつきあいでも、○○○○○などは、もうお断りしようと思いました。
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 参考文献:『年収200万円からの貯金生活宣言』 横山光昭 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 

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