第36回ビジネス読書会&忘年会

2013年12月19日

 昨夜は第36回ビジネス読書会と忘年会を開催しました。12名の方にご参加いただきました。 

 課題図書は南場智子さんのご著書『不格好経営』(日本経済新聞出版社)でした。私の選書です。

 以下のような感想が出されました。

 DeNAのことはあまり知らなかった。会社立ち上げのバタバタ感が伝わってきた。
 仕事から逃げようとすると追いかけてくる。向かう気持ちで仕事に取り組みたい。
 p205 選んだ選択を正しい選択にする。
 決めた後の姿勢が大切だ。
 p100 ユーザーのおもしろさや使いやすさを考えてつくる。
 p217 素直だけど頑固な人が成長する人ではないか。

 プロ野球の話題が出るまでDeNAのことは知らなかった。
 売上げを倍々で増やしていくことを宣言し、実現していった。
 写真にのっている社員の目の色が光っているように思えた。チームワークがいいのだろうと思う。社長の人柄もいい。
 アイデアをうまく活かす。お客さまにとって使い勝手がいいものかどうかというのが重要。
 逆境だがチャンスと思っているのではないか。

 子供もゲームにはまっているので困っているし、プロ野球を買収するのもおかしいと思っていた。
 全体的な感想として、この人はすごいと思った。実行力、プラス思考が素晴らしい。
 女性らしいが面白い文章だ。
 優秀が人材が会社に集まってくる。自分より優秀な人は優秀と認める。優秀な人は頑固で素直な人。
 女性にとって働きやすい環境をつくっている。
 恩師の名前を忘れないところは情に厚い人だと思った。部下に対しての愛情も感じた。
 製造業もこの人のエッセンスを組み込んだらいいのではないか?

 人脈があったからこそ会社を作ることができたのだろう。能力の高い人だ。能力の高い人は能力の高い人がついてくる。
 同業に広告を出す。同業に商品を売れることができれば一流のセールスだといわれたことがある。
 利益は世の中に価値を生み出したかの通信簿である。

 p149 年上の社員が部下でも自分をさらけ出すことでマネジメントができた。
 p243 人が育つ組織・・・任せる
 ご主人の病気の看病や、お父さんの仕送りの話などは、家族を大切にしているということを感じた。

 IT系の会社はきらびやかに見える。どうして成功できたのか、興味があった。IT系の本は何冊か読んだが、この本が一番読みやすかった。
 次から次へと新しいことをやっていく。そうしないとつぶれてしまう。
 p220 仕事に向かう姿勢ことが人脈になる。異業種交流会で出会う人脈は薄いということを自分でも感じている。この本で何を伝えたかったのかは、よく分からなかった。

 まえがきを読み始めるところから泣きそうになった。
 会社の立ち上げのところはとても共感した。ここまで夢中になれる・・・自分の会社を何とかしなくてはという一心だったのだろう。
 p77 真っ暗のトンネルの中でも出口があることは疑わなかった。
 p157 他者に偽りのない尊敬と感謝を持ち続ける。
 p185 チャーミングの要素があるかどうか?
 p193 すったもんだしていても、人生はきっちりリズムを刻む。

 p206 あほさをさらけ出しても助けてもらわねば切り抜けられない。
 DeNAに興味はなかったが、おもしろかったし、泣きながら読んだ。
 p149 赤川さんのエピソードを読んで、自分の体験と重ね合わせて涙が出た。
 p214 人が育つ・・・任せる、という一言に尽きる。
 p205 選んだ選択を正しいものにする。
 p236 会社に迷惑をかけたくないという人は多いが、ときには会社や仲間に頼るのもよいのではないか。

 南場さんのことは知っていたが、DeNAのことはよく知らなかった。
 ご主人の病気で社長を辞めた話で南場さんのことを詳しく知るようになった。だからこの本は第6章から読み始めた。
 p168 なぜ夫を癌にしてしまったのか?という思い
 p5 とんでもない苦境ほど立ち直りを見せる格好のステージだ。
 
 大物の政治家になればなるほど、上から目線でなく接する。
 器の大きい会社はその対応に表れる。

 感謝の気持ちと強気の戦略という相反する要素だが、両方とも大事だ。

 正しい選択肢を選ぶのではなく、選んだ選択肢を正しくする。そういう力が自分にあると信じる。
 迷いがあっても決めることの大切さを感じた。
 南場さんを好きになってしまった。

 立ち上げの苦労感が伝わってきた。
 コンサルタントの人の本よりも経営者の本が好きだ。
 p93 普通の物事が回る会社がいかに普通でない努力をしているか。

 起業しても当初は戻れる場所があったのかな?と思った。
 大学生でも優れた人についていくという人は増えていると思う。

 p133 成功モデルは壊される前に壊さなくてはならない。
 p216 入社してからも自分の成長ばかりいうのはおかしい。仕事と向き合ってほしい。

 p254 DeNAが生まれる前とその後では、きっと違う時代になる。人類にとって新しい価値を提供してほしい。

 行動力がすごい。コンサル先から自分でやってみろといわれて、仲間を見つけた。必要だと思ったことはすぐにやる。そこに逡巡はない。
 普通はもっと迷いがあるのでは・・・と思った。
 思いを持って仕事をされていることがよく分かった。
 成功者でもたくさんの失敗をしている。安定しているわけでもない。やれることをやるのが大切だ。
 おおらかに生きていっていいのではないかと思った。


 女性からの受けはよかったです。泣きながら読んだ、という人もいたくらいです。

 読書会が終わった後は忘年会を開催しました。みなさんで和気あいあいと楽しく過ごすことができました。

 次回は1月21日朝6時30分より開催します。課題図書は天野祐吉著『成長から成熟へ さよなら経済大国』(集英社新書)です。

 ありがとうございます。
 
  


 『不格好経営 チームDeNAの挑戦』 南場智子 (日本経済新聞出版社)
 

 1月の課題図書:『成長から成熟へ さよなら経済大国』 天野祐吉 (集英社新書) 
 

 参考ブログ:
 『不格好経営』を読んで
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1329922.html

 「成長はあくまで結果である」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1375896.html
 
 いままでの課題図書
 平成23年
 1月 『社長の教科書』 小宮一慶 (ダイヤモンド社)
 2月 『あたらしい戦略の教科書』 酒井穣 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 3月 『挫折力』 富山和彦 (PHPビジネス新書)
 4月 それぞれの好きな本の持ち寄り
 5月 『あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方』 岡田充弘 (明日香出版社)
 6月 『成長するものだけが生き残る』 上原春男 (サンマーク出版)
 7月 『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン (サンマーク出版)
      『君に成功を贈る』 中村天風 (日本経営合理化協会)の2冊
 8月 『成功は一日で捨て去れ』 柳井正 (新潮社)
 9月 『成功の法則92ヶ条』 三木谷浩史 (幻冬舎)
 10月 『小倉昌男 経営学』 小倉昌男 (日経BP社)
 11月 『はじめての課長の教科書』 酒井穣 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 12月 『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
 平成24年
 1月 『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』 稲盛和夫 (日経BP社)
 2月 『経綸のとき 近代日本の財政を築いた逸材』 尾崎護 (文春文庫)
 3月 『希望のしくみ』 養老 孟司  アルボムッレ・スマナサーラ (宝島社)
 4月 『その他大勢から抜け出す仕事術』 堀場雅夫 (知的生き方文庫)
 5月 『夢を叶える夢を見た』 内館牧子 (幻冬舎文庫)
 6月 『働く君に贈る25の言葉』 佐々木常夫 (WAVE出版)
 7月 『置かれた場所で咲きなさい』 渡辺和子 (幻冬舎)
 8月 『成毛眞のマーケティング辻説法』 成毛眞 (日本経済新聞社)
 9月 『いのち輝くホスピタリティ』 望月智行 (文屋) 
 10月 『こうして会社を強くする』 稲盛和夫 (PHPビジネス新書)
 11月 『元気と勇気が湧いてくる経済の考え方』 柳川範之 (日本経済新聞出版社)
 12月 『こうして会社を強くする』(稲盛和夫著、PHPビジネス新書)
 平成25年
 1月 『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』
                田村耕太郎 (マガジンハウス)
 2月 『スモールイズビューティフル』 E・F・シューマッハー(著) (講談社学術文庫)
 3月 『2022―これから10年、活躍できる人の条件』 神田昌典 (PHPビジネス新書)
 4月 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』アービンジャー・インスティテュート(著) (大和書房)
 5月 『営業マンは断ることを覚えなさい』 石原明 (三笠書房 知的生き方文庫)
 6月 『年収が10倍になる!魔法の自己紹介』 松野恵介 (フォレスト出版)
 7月 『世界中で採用されているのに日本人だけが使っていない日本流の働き方』
               原マサヒコ (扶桑社)
 8月 『二十一世紀残る経営、消える経営』 大久保寛司 (中央公論新社)
 9月 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
               岩崎夏海 (ダイヤモンド社)
 10月 『合理性を越えた先にイノベーションは生まれる』
               金子智朗 (クロスメディア・パブリッシング)
 11月 『ディズニーの魔法のおそうじ』 我孫子薫 (小学館101新書)
 12月 『不格好経営 チームDeNAの挑戦』 南場智子 (日本経済新聞出版社)
 
 平成26年
 1月 『成長から成熟へ さよなら経済大国』 天野祐吉 (集英社新書) 

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | 読書会

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