天から評価される人になれ

2011年07月24日

 齋藤孝著『最強の人生指南書』の中から、佐藤一斎の『言志四録』の言葉を引用します。

 凡そ事を作すには、須らく天に事うる心有るを要すべし。人に示すの念有るを要せず。(録・3)

 すべて事業をするには、天(神または仏)に仕える心をもつことが必要である。人に示す気持ちがあってはいけない。

                 齋藤孝著『最強の人生指南書』より引用


 この言葉は西郷隆盛が好んだ言葉として有名なものだそうで、自分の生き方を見せるべき相手として、人に自分を示すのではなく、天を相手にせよ、ということです。

 天を相手にする、とは、「自ら欺かず」ということだそうです。

 高校生や大学生の頃は、周りの人が自分をどう見るのか?が気になることがありました。人の目ばかりを気にしていたのです。

 挑戦してみたいことはいろいろありましたが、自分の中で何とか収めていました。

 このときの私は、天に見せるというよりも、周りの人の目を優先してしまっていたのです。まだ若く、考え方も未熟でした。

 大人になってからは、人に見せるために生きる、というのはスケールが小さい気がします。

 もう大人ですから、人から変わり者と言われようとも、自分のやり方で自分の想いを遂げていきたいと思います。
 
 天に見せる、とは・・・自分が自分を裏切らず、どれだけ自分を信じて強く生きているのか?ということだろうと思います。 

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 参考文献:『最強の人生指南書』 齋藤孝 (祥伝社新書)
 

 参考ブログ:「佐藤一斎の『言志四録』」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e768766.html

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