人間は物事を悪くとり、悲しんでいたんでは際限がなく、ついには自殺する人も出てくるものである。それは心の持ち方次第である。成功した人たちの伝記を読んでみると、普通の人なら、その困難に打ち負かされて自殺するようなところを、むしろ反対に喜び勇んでその困難に体当たりしている。
『松下幸之助 成功の金言365』2月12日の節より引用
昨今、大企業の業績がよくなっているというものの、中小企業は依然厳しい環境にあり、この状況はまだずっと続くと思います。
お正月からたくさんの経営者のお客様とお話をいたしましたが、景気がいいという中小企業の経営者は、ごくわずかです。
日本の企業のうち、個人事業者と中小企業が全体の99.7%の割合を占め、中小企業の雇用者数もおよそ7割を占めていると言われています。
業績がよくなったと新聞に書いてあることは、大企業、上場企業のことです。
中小企業、非上場企業は事実上、業績を公開していないところがほとんどですから、新聞で企業業績を見るときには、「大企業では、」と枕ことばをつけて読むのが正しい読み方です。
さて、松下幸之助さんは、成功した人は大変なことが起きても、喜び勇んでその困難に体当たりしていく、といっています。
それは全くその通りだと思います。
問題は、われわれがそのように強く強く心を保ち続けていいられるかということ・・・そこが一番難しいところです。
人のためになれるのなら、と思い、何とか明るく前向きにがんばっていきたいと思います。
参考文献:『松下幸之助 成功の金言365』 松下幸之助 (PHP研究所)
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