他者を強力にする原因をつくる者は自滅する。
これは、ただ一つの例外も存在しないと言ってよいほどの、普遍妥当性をもつ原則である。
なぜか。
それは、強力になれたのは、それをさせてくれた者の力と思慮によったからだが、いったん強力になってしまえば、その者は、それに力を貸してくれた者の力と思慮の両方ともを、自分の存亡のカギを握っているとして、疑いの眼で見ないではすまないからである。
『マキアヴェッリ語録』より引用
私にも、人のために動いてあげたのに感謝されなかったり、逆にいいところだけ取られてしまったり、ということがありました。
その方はこんなことを考えていたのでしょうかね・・・。
かといって、その方は強力にはならなかったようでした。
マキャベリは裏の裏まで読んでいますね。
私はあまりけちなことはしたくないたちですけれども、マキャベリがそう言っているなら、少し気をつけなくちゃいけないんだろうなあ、それが身を守ることなんだろうなあ・・・と思いました。
参考文献:『マキアヴェッリ語録』 塩野七生 (新潮文庫)
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