昨日は、母校である上田高校の同窓会総会・会員大会が開かれ、380人の同窓生が集まった。私は実行委員会の一人として、準備から参加した。
さすがに地元の高校だけあって、参加している先輩方の多くは、うちのお客さまだったり、どこかでお見かけしている方だった。
私は受付を担当していたので、入場が遅れた。総会が始まった会場の外で、先輩の皆さまが歌っている校歌を聞いていた。
その大合唱を聴いていたら、むくむくと勇気がわいてきた。
気になる部分の歌詞を見たくなった。
三番の後半は
「我に至高の望あり 挙世の浮華に迷はむや」
である。
「私にはこの上なく高い望みがあるから、世の中じゅう浮ついていても、決して迷うことはない。」
というのである。
四番の後半には
「我に至剛の誇あり いざ百難に試みむ」
と書いてある。
「私は、強く、たくましく、正しく生きることに誇りをもっているのだから、どんな困難があろうと挑戦していく。」
ということである。(古文、弱いのですが・・・そうですよね???)
私は、この日本的な熱い想いに感動した。
作詞者は「上田中学国漢科」である。
いつ頃書かれたのか知らないのだが、いま校歌を作ったら絶対に使わないであろう言葉を使っていて、どうしようもなく昔の歌である。
古めかしいこの歌が、私にはピカピカに光って見えたのだ。
質実剛健な意気を感じた。
上田高校でどのように学ぶか、そして高校を卒業してからどう生きるべきか、真剣に考えて作った歌に違いない。
先輩方がつくり、歌い続けてきたこの校歌の「意思」を大切に守り、実行したいと思った。
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米津仁志 at 10:00
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