組織の水準、習慣、気風

2024年04月02日

 ようやく信州も春らしくなってまいりました。
 
 日頃は大変お世話になっております。誠にありがとうございます。

 さて、このブログではドラッカーの『経営者の条件』を読んでいます。今回は、終章からご紹介します。
  
 組織は優秀な人がいるから成果をあげられるのではない。組織の水準や習慣や気風によって自己開発を動機づけるから、優秀な人たちをもつことになる。そして、そのような組織の水準や文化や気風は、一人ひとりの人が自ら成果をあげるエグゼクティブとなるべく、目的意識をもって体系的に、かつ焦点を絞って自己訓練に努めるからこそ生まれる。

      P.F.ドラッカー『経営者の条件』 p223より引用


 いまは大変な人手不足で、当社も大変困っておりますが、優秀な人材がほしい、というのは身勝手な話だと思っています。

 組織の水準、習慣、気風をつくることによって「自分を改革して成長したい」と考えることができる人材を組織内で育てることが先なのです。

 どのような人材が入ってこようとも、雰囲気が沈んでいる組織では、がっかりして辞めていってしまうでしょう。

 私も、社内から次のトップを担う人材が出てほしい、と思います。

 そのために、社員たちには学ぶ材料や場を提供しています。

 知識、技能、経験などは仕事に欠くべからざるものですが、それらよりも、もっと大切なことは、仕事を通じて人格を上げていくことだ、という価値観を社内で共有しています。

 二面性のある人、利己的な人、うそをつく人、他人を蹴落とそうとする人などは、いまはいいとしても、どこかでつまづく、と思っています。少々鈍重でも、誠実にまじめに仕事をしている人は必ず浮き上がってくると信じています。

 私は、どんな困難が降りかかってこようと、決してあきらめない明るい前向きな態度で対応し、ついてきてくれている社員やパートナーに恩返しをしていきたいと思っています。

 いつもご利用ありがとうございます。今月もよろしくお願いいたします。

 参考文献:
  『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)

 米津仁志 at 15:16  | ささやタイムズ記事 | ドラッカー

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