『論語』の子路第十三 308からです。
子曰。其身正。不令而行。其身不正。雖令不從。
(訓)子曰く、其の身正しければ、令せずして行わる。其の身正しからざれば令すと雖も従われず。
(新)子曰く、為政者は、その身の行いを正しくすれば、命令を下さないでも自然に政治が行われる。その身の行いが正しくなければ、命令を下しても人はついてこない。
政権も代ろうとしているときですが・・・
為政者に限らず、組織のリーダーの価値観や行動は、その関係者からしっかり観察されているものです。
言葉と行動の不一致は当然厳しく見られますし、その前に、リーダーの言動と期待されていることの違いが重く評価されています。
リーダーが気が抜けたような言動をすると、ついてくる者たちにがっかりされてしまいます。
リーダーは、「適当でいいや~」というわけにはいかないのですね・・・
人気ブログランキングの投票リンクです。このブログがお役に立ちましたらクリックしてください。
参考文献:『現代語訳 論語』宮崎市定 (岩波現代文庫)
米津仁志 at 10:00
| 精神と心と魂