ベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』で有名な樋口裕一さんが、『読ませるブログ 心をつかむ文章術』という新書を出された。
人が読みたいと思う、おもしろいブログを書くための原理やテクニックを解説したものである。
ご覧のとおり、私もブログを書いているのだが、文章作成に時間がかかっている割に、思ったほどアクセス数も上がらず、結果的に言ったら、つまらないブログになってしまっている。
書店でタイトルを見た時に、これはすぐに読みたい本だと思った。
面白い文章の条件は大きく分けて以下の三つだという。
①読み手が知らない情報が含まれていること
②読み手にはない体験が含まれていること
③誰もが知っている有名人が書いていること
③からわかるように、有名人の方は注目されているから、ブログにどんなことを書いても、面白いと思ってもらえる。
しかし、私は有名人ではないから、日常の平凡な出来事をブログに書いても、誰も面白いとは感じてくださらない。常に新しい情報や考え方を発信していかなければ私のブログは面白くならないのだ。
また、ブログは不特定多数の方に読まれる環境にあるから、プライベートな日記とは別のものと考えるべきだという。
先般、私はカフェでお化粧をする女性の話をブログに書いたが、ブログ自体もパブリックな場であるから、一般社会と同じように、公私の区別をしたほうがよいということだ。ブログでプライベートをさらしてしまうのは、下手なサービスをしすぎていることになる。
(カフェでお化粧直し)
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e268392.html
文章の量は800字以内、できれば600字程度に収めた方がリアリティが出てきて読者を引き付けるそうだ。そう言われれば、私の文章はいつも長すぎる。
さらに、ブログを書くのに一日に一時間以上は使わないこととし、できる限り30分以内で終わらせるようにしたほうが続けられるそうだ。私はもっと時間がかかるから、毎日は書いていられない。
私にとっては、耳の痛いことばかりが書いてある本だったが、読まれないブログに時間を費やすのは無駄なことだ。この本の教えにしたがって、少し文章を変えてみようと思った。
参考文献:『読ませるブログ 心をつかむ文章術』樋口裕一(ベスト新書)
樋口裕一の筆不精作家のブログ
http://yuichi-higuchi.cocolog-nifty.com/
Hitoshi Yonezu at 10:00
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