第13回 マネジメント読書会

2013年10月08日

 今朝は第13回マネジメント読書会を開催しました。

 昨日は10月にしては随分暑くて、夜まで奇妙な気温でした。そのため身体がついていけなかったのか、あまりよく眠れませんでした。

 参加者は10名でした。6時30より朝食で、その後7時から8時までの1時間が読書会です。朝食は焼き魚、きんぴらごぼう、出汁巻玉子、ご飯、味噌汁、お漬物、グレープフルーツ、GJ、牛乳、コーヒーでした。

 本日の課題はP.F.ドラッカーの『非営利組織の経営』第Ⅴ部「自己開発」です。この読書会ではドラッカーのセルフマネジメントを学んでいます。

 ご参加のみなさまから、以下のような意見が出されました。

 何によって憶えられたいか?
 歯医者の事例・・・まったく関係ない人が評価してくれる仕事をする。50歳になるまでにこの質問に答えられるようになる。
 自分が成果をあげられることをしっかり行う。自分がやっていることを検証しなくてはならない。この章はセルフマネジメントの集大成のように感じた。

 何によって憶えられたいか?自分が人からどういう風に憶えてもらいたいかを意図して自分でそこに向かっていくのがいいのではないか、と思った。
 p206 周りのせいにしないこと・・・・・・頭では分かってはいるが、知らず知らずのうちに周りのせいにしてしまうことがある。
 日頃の仕事に目を向けるだけではなく、成長に目を向ける。

 何をもって憶えられたいか?
 p231 患者さんに必要な知識を提供し正しい決定をできるようにすること。

 p207 組織のなかで自分の存在が不可欠になるように
 p209 年に一二回反省している。
 p215 挑戦し続けるのも自らである。
 p239 うまくいっているときにこそイノベーションを行わなければならない。
 p238 自らにいい加減さを認めてはならない。
 公正であり、公平である・・・・・・・人間としてあるべき姿
 自らを成長させるために、いろいろな機会に参加したい。 

 p206 何によって憶えられたいか?について、言葉の意味は分かるがドラッカーのいう意味はまだ分からない。
 以下の二か所は同じことを言っているのではないか。
 p214 日常化した毎日が心地よくなった時こそ違ったことを行うよう自らを駆り立てる
 p239 うまくいったときこそイノベーションを行わなくてはならない。
 
 p216 成果をあげる人は習慣的な姿勢と基礎的な方法を身につけている・・・イチローもこれではないか。

 ドラッカーのなかで初めて買った本がこれだった。
 何によって憶えられたいか?自分の葬式の時に自分についてなんと言ってくれるか?ということを思い出した。
 p238 「もし私が明日辞めても、大きな変化はないと思います」こう言えることが、組織を預かる者にとって最大の自慢である。

 自己開発にとって最も重要なことは、他人の自己開発にリーダーシップを発揮すること。人に尽くすことは大切だと思った。
 p239 自己採点 会社でやらなくても自分自身を自己採点することはできる。
 
 自分は話し手ではなくて書き手である。
 気になった点は二つ①何によって憶えられたいか?②他人の自己開発に力を貸す。
 
 どうやって憶えられたいか?を企業のミッションとする。
 社内では「彼に聞けば何でも的確な情報を出せる」という人になりたい。
 自分と同じ目線で走れる部下を育てたい。
 人によって求めているもの、モチベーションは違う。それを認識しながら、方向性を示してあげたい。

 成長に関するところが心に残った。
 p210 成功に必要なものは責任である。
 責任ある存在になるということは自らの総力を発揮する決心をすることである。
 p238 何によって憶えられたいか?
 この言葉で企業はやめても自分の目標を持っていける。

 経営でも手っ取り早い方法や答えを欲しいと思うが、所属する人に力がついていないと機能しないものだ。
 p237 成長と貢献に焦点を合わせる。


 事例で挙げられていた「読む人か?聞く人か?」という話で盛り上がり、参加者にいずれかを尋ねたところ、ほぼ半々でした。

 参考ブログ:書面か口頭か
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1337379.html
 
 みなさま元気に出社されていきました。どうぞよい一日をお過ごしください。

 ありがとうございます。
 
 10月22日火曜日には『実践するドラッカー』シリーズの佐藤等先生が上田市にお越しになり、講演会(19:00~20:00)をしてくださいます。あわせて公開ドラッカー読書会(20:15~21:30)を行います。どなたでもご参加可能の勉強会です。参加費は5,000円(懇親会は別途4,000円)です。

 お問い合わせは有限会社ナレッジプラザの福土(ふくど)さんまでお願いいたします。
 有限会社ナレッジプラザ
 TEL 011-261-7411 FAX 011-261-4422 E-mail fukudo@hk-plaza.co.jp
 
  


 参考文献:
 『非営利組織の経営』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
 

 『経営者の条件』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
 

 ”The Effective Executive” P.F.Drucker (Harper Business)
 
 
 2013年 マネジメント読書会 課題

 1月 『経営者の条件』まえがき、第1章 成果をあげる能力は習得できる
 2月 『経営者の条件』第2章 汝の時間を知れ
 3月 『経営者の条件』第3章 どのような貢献ができるか
 4月 『経営者の条件』第4章 人の強みを生かす
 5月 『経営者の条件』第5章 最も重要なことに集中せよ
 6月 『経営者の条件』第6章 意思決定とは何か
 7月 『経営者の条件』第7章 成果をあげる意思決定とは
 8月 『経営者の条件』第8章 成果をあげる能力を修得せよ
 9月 『明日を支配するもの』 第6章 自らをマネジメントする 明日の生き方
 10月 『非営利組織の経営』第Ⅴ部 自己開発
 11月 『プロフェッショナルの条件』Part3-1章、Part5-2章
 12月 『経営者の条件』序章

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