ドラッカーの『明日を支配するもの』第6章より引用します。
仕事の仕方について初めに知っておくべきことが、自分は読む人間か、聞く人間かである。世の中には読み手と聞き手がいるということ、しかも、両方できる人はほとんどいないということを知らない人が多い。自分がそのいずれであるかを認識している人はさらに少ない。
P.F.ドラッカー 『明日を支配するもの』 第6章 p201より引用
読む人間か?聞く人間か?
読む人間に聞かせるようなことをしてうまくいかなくなり、聞く人間に読ませるようなことをしてうまくいかなくなる、という事例をドラッカーは紹介しています。
このような話は一見本質的ではないかもしれませんが、成果と関わりが出てくるのですから、大切なのです。
みなさまご自身は読む人間でしょうか?それとも聞く人間でしょうか?
私自身は、読む人間だと思っています。
聞くだけで仕事を進められる人はスピード感がありますね。私にはなかなかできないことです。読まないと安心できません。聞く人から見ると、私のような読む人は「面倒くさい」と思われているかもしれません。
相手がどちらの人間なのかを判断して、書面で指示することに重きをおくのか、言って聞かせることに重きをおくのか、を区別してみるとコミュニケーションがよくなります。
ラブレターを書くのか、ささやくのか、の違いですかね(^^)

参考文献:
『明日を支配するもの』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
参考ブログ:仕事の仕方
http://www.naganoblog.jp/admin/blog_menu.php
Hitoshi Yonezu at 10:00
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