自分の強みを知るにはどうしたらいいのでしょうか。
ドラッカーは『明日を支配するもの』第6章で次のように述べています。
強みを知る方法は一つしかない。フィードバック分析である。何かをすることに決めたならば、何を期待するかを直ちに書きとめておかなければならない。そして九か月後、一年後に、その期待と実際の結果を照合しなければならない。私自身はこれを五〇年続けている。しかも、そのたびに驚かされている。これを行うならば、誰もが同じように驚かされるにちがいない。
P.F.ドラッカー 『明日を支配するもの』 第6章 p194より引用
この手法に使うことによって二、三年のうちに自分の強みが分かるようになる、とドラッカーはいいます。
フィードバック分析からは７つの行うべきことが明らかになります。
１．明らかになった強みに集中すること
２．その強みをさらに伸ばすこと
３．知的な傲慢を正すこと
４．自らの悪癖を改めること
５．人への対し方の悪さを直すこと
６．行ってはならないことを行わないこと
７．並みの分野で能力の向上に無駄な時間を使わないこと
P.F.ドラッカー 『明日を支配するもの』 第6章 p196-199より引用
自分の知らない強みもあるものです。人に教えられたり、偶然に見つかったりすることもあります。自分が感じていることだけで満足するのではなくて、自ら調べなくてはならないでしょう。
自分の強みを知るためにストレングスファインダーという方法もあります。以下のブログをご覧ください。
参考ブログ：「5つの強み」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e1144862.html
みなさまもお試しくださいませ。
参考文献：
『明日を支配するもの』 P.F.ドラッカー(著) 上田惇生(訳) (ダイヤモンド社)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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