ネクタイの意味

2012年04月12日

 小泉政権の頃からでしたよね・・・・・・夏はクールビズということでネクタイも上着も免除されるようになりました。

 その後はウォームビズも出てきました。

 いまやIT系やベンチャー企業にお勤めの方は季節に関わらずネクタイを締めない方が多いです。

 久しぶりに会った友人が平日なのにカジュアルな服装でしたので、休みなのかと聞いてみたら、彼の勤める商社ではもう何年も前からカジュアルでよいことになっている、ということでした。
 中小企業の経営者の中にも、ネクタイは締めない、と宣言している方がおられます。

 曽野綾子さんは『人間の基本』のなかで次のように述べています。

 ネクタイを締めていていることで、自分はその人に対して慎ましい気持ちでいる、相手と会うのが不愉快だとか攻撃的な気持ちではなく、きちんと対応しようという気持ちでいることを伝えられる。会う人全員の心の中を確かめられないからこそ、男性はネクタイを締め、女性もきちんとした服装をした方が人当たりが優しいんですよ。

               曽野綾子著『人間の基本』より引用


 確かにネクタイはこういう気持ちを伝えやすいです。でもネクタイに限ったことではないですね。

 清潔で人に好かれる服装、さわやかな挨拶、きびきびした行動など、その人全体が面となって伝わるのだと思います。

 私はお客様商売ですのでネクタイを締めなくてよいことに少々の憧憬がありますが、夏になればクールビズの服装ができますので、その他の時期は出来る限りネクタイは締めておこうと思います。
 
 何だか新入社員研修の話みたいになってしまって恐縮です。
 
  


 参考文献: 『人間の基本』 曽野綾子 (新潮新書)
 

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