『7つの習慣』の第一の習慣は「主体性を発揮する」というものです。
主体性とはよく聞く言葉だが、定義があいまいになっている場合が多い。主体性を持つということは率先力を発揮するだけではなく、人間として自分の人生に対する責任をとるということである。私たちの行動は周りの状況からではなく、私たち自身の選択によって決まるのだ。私たちは感情を価値観に従わせることができる。そして、物事を成し遂げる率先力を発揮する責任を負っているのだ。
『7つの習慣』より引用
主体的の反対語は「反応的」であるといわれています。自分で判断せずにすぐに周りのことに反応してしまうからでしょう。
私の人生は、親のせいでもなく、会社のせいでもなく、学校のせいでもなく、先生のせいでもないわけです。
運命によってたとえ何かを引き受けなくてはいけないとしても、それも誰のせいではなく、すべて自分の責任で決めたことです。
過去に何かあったとしても過去は変えられませんから、頭の中に何か過去のことがあるとしたら、すっぱりと諦めるか、置き去りにするかしかありません。
楽しいのも悲しいのも幸せなのも不幸なのも、すべて自分で責任を引き受けるということです。
すべての責任を自分で引き受けてみようと覚悟したとき初めて、主体性のある人生になるのだと思います。
春になると思い出す高濱虚子の俳句をご紹介いたします。
春風や闘志いだきて丘に立つ 高濱虚子

参考文献:『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー (キングベアー出版)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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