役不足

2012年03月25日

 ある会でのご挨拶です。

 「本来であれば、弊社の○○がご挨拶を申し上げるところですが、どうしても外すことのできない急用が入りましたために、役不足ではございますが代わりまして私がご挨拶をさせていただきます。・・・・・・」

 役不足?

 日本語がどうもしっくりこない感じがしましたので、早速調べてみました。

 広辞苑によれば、役不足とは「①俳優などが、自分に割り当てられた役に対して不満を抱くこと」「②その人の力量に比べて、役目が軽すぎること」という意味だそうです。
 つまり、能力のある人につまらない仕事をさせているということです。

 そうだとしたらご紹介した挨拶はまったく逆の意味になってしまいます。

 「私には軽すぎる役目ですが仕方ないのでご挨拶させて頂きます」ということになるのです。

 もしも自分には荷が重いという謙虚な意味を表わすのであれば「役者不足」「力不足」「大役」などの言葉を使ったほうがよいそうです。

 「役不足」は誤用だったのか?

 それとも本当に役不足だと思っていたのか?

 ・・・・・・定かではありません。

  

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