『とことんやれば、必ずできる』を読んで

2012年02月28日

 日本マクドナルドホールディングスの会長兼社長兼CEOの原田泳幸さんのご著書『とことんやれば、必ずできる』を拝読いたしました。

 原田さんは1948年生まれ、東海大学卒業後、日本NCR、横川ヒューレット・パッカードなどいくつかの外資系の会社に勤務され、1997年アップルコンピューターの日本法人社長に就任、米国本社副社長も兼務されました。2004年、日本マクドナルドホールディングスに入社、2005年より会長兼社長兼CEOを務めておられます。

 安売りで失墜したマクドナルドのブランドイメージを立て直し、短期間で業績をあげた大変優れた経営者です。

 原田さんは脳を刺激しあえる人と付き合うべきだといいます。

 ちなみに私が「好きな男」は、常にパッションを持っていて、何か新しいことをクリエイトしようというエネルギーに満ちた男。いつも元気で、目がキラキラと輝いていて、しかもその姿がかっこよく見える、そういう男です。
 逆に、目がどんよりとしていて、どこかくたびれた感じのする人とは、おつき合いは願い下げ。

            『とことんやれば、必ずできる』より引用


 気を付けたいですね。

 昨今ではマクドナルドは日本でも国民食のようになってしまっていますが、次の文章を読むと、アメリカ本社の戦略に基づいたグローバル企業であることが分かります。

 「(前略)国籍がイヤなら、日本だけでビジネスをしている会社に行きなさい。我々はグローバルの戦略の中で、日本のビジネスチャンスを打ち出すことを使命としています。世界的に統一された一つの企業、つまりグローバル・ワンチームとして考え、それを日本で生かすビジネスを展開する方向で議論しましょう」

            『とことんやれば、必ずできる』より引用


 
 私の子供の頃は、マクドナルドは上田では食べられない大変珍しい食べ物でした。
 父が出張に行ったとき、ときどきマクドナルドのハンバーガーを買ってきてくれました。とても楽しみにしていました。
 夜遅くに帰ってきた父のかばんの中でふやけてつぶれてしまっていましたが、弟と競って食べたものです。

 いまや日本マクドナルドは売上高三千億を超える外食のリーディングカンパニーです。 

 マクドナルドの長期的な戦略、原田さんの戦略、日本の生活の洋式化、いろいろ考えさせられた本でした。

  


 参考文献:『とことんやれば、必ずできる』 原田泳幸 (かんき出版)
 

 参考ブログ:「マクドナルドの商法」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e756430.html

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