「ありがとう」の反対語ってなんでしょうか?
ありがたくない?普通?困る?いろいろ考えてしまいます・・・・・・
答えは「当たり前」。
東京での研修セミナーに参加した社員から教えてもらいました。
志賀内泰弘さんの『他人と比べない生き方』を拝読いたしましたら、「ありがとう」の反対語は「当たり前」である、とまったく同じことが書かれていました。
志賀内さんのご母堂は、志賀内さんが十代の頃から「普通でいいのよ。普通って、それだけで大変なことなのよ」とずっとおっしゃっていたそうです。
別に母は、「努力しなくていい」とか「チャレンジは無用」と言いたいのではありません。何気ない日々の生活の中で、ついつい「当たり前」だと思ってしまうことがたくさんある。どんな小さなことにも感謝しよう。それが「当たり前」だと思うと奢りや油断になる。足元を見てすべてのことへの感謝を忘れずに生きなさい、と言いたかったのです。
『他人と比べない生き方』より引用
普通に何も考えずに暮らしていると、すべてが当たり前になってしまって、感謝の気持ちがなくなってしまいます。
ハッ!と気がつくのは、自分や家族が思わぬ病気になってしまったり、事故にあってしまったり、トラブルに巻き込まれたりしたときです。
怖い目、恐ろしい目にあってやっと「何もないことが一番幸せだったんだ・・・・・・」と気がつくのです。
生活の中に「当たり前」が増えてきたら「これは神様が罠を仕掛けているのではないか???」と考えなくてはなりません。
そういうときには他人が得をして自分が損をするようなことを自ら進んで行なったほうがよいのです。
少々大変なことがあっても「このくらいでよかった、ありがとう」と生きた方が安心ですね。

参考:『他人と比べない生き方』 志賀内泰弘 (フォー・ユー)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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