昨日のブログでは佐藤等さんの『実践するドラッカー」[思考編]』より、「何によって憶えられたいか」というドラッカーの問いをご紹介しました。
人に憶えられるためには、人との明確な違いを出していかねばなりません。
違いを出すものとは何か?
佐藤さんの『実践するドラッカー」[思考編]』には、次のように書かれています。
「何によって憶えられたいか」。この問いが、ドラッカー教授が常々いう「強みを生かし、卓越性を磨く」ことに通じているのは、間違いありません。
『実践するドラッカー」[思考編]』より引用
卓越性を追求するプロセスは三つあるそうです。
・卓越性を得る分野や能力を決めること
・それを獲得するために、時間やエネルギー、お金などを集中させること
・卓越性を究めるために自分の強みを徹底的に利用すること
『実践するドラッカー」[思考編]』より引用
「あの人は違う」と周りの人が認め始めたときが、卓越性が生まれる瞬間だそうです。
卓越性を発揮するためには、徹底的に自分に厳しくして、生活を変える覚悟で強みに集中していかねばならないでしょう。
ドラッカーの言葉を理解したという段階から、実際に行動に移していくところが最も大変なところだと思います。

参考文献:『実践するドラッカー」[思考編]』 上田惇生[監修] 佐藤等[編著] (ダイヤモンド社)
Hitoshi Yonezu at 17:00
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