本に傍線を引く

2011年12月05日

 白取春彦さんの『勉学術』に、傍線を引きながら本を読むことの意味と効用として次のことが挙げられていました。

 ・重要点を浮き立たせる
 ・独自の主張の要点を明確にする
 ・疑問点や問題点にしるしをつける
 ・視覚的に印象づけて、内容を記憶に残す
 本を読んでいっさいを記憶できるなら傍線を引く必要がない。しかし、それが不可能だから、必要な文章に傍線を引くのだ。
 本に傍線を引くとはいうが、本当は自分の脳に傍線を引いているのである。傍線を引くことによって印象づけられ、記憶に残るわけだ。

                 『勉学術』より引用 


 同感です!

 傍線を引くためには図書館の本ではだめで、自分の本でなければならないわけですが、これは勉強のためには仕方がないです。

 私も本を読むときには赤のボールペンで傍線を引きます。(白取さんは3Bの鉛筆だそうです。)昔は本が汚くなると思って気が引けましたが、いまでは何とも思いません。

 読み終わった後に傍線を引いたところを再度読み返すと、理解が深まります。

 もしも傍線を引かなかったら、このようなブログも書けないと思います。重要だと思った部分を探すのに時間がかかってしまうからです。

 数年経ってその本を読み返すとき、傍線が活きます。傍線の部分を読んで、自分が成長したかどうかが分かるからです。

 こんなところに傍線を引いていたのか・・・考えが甘かった、と思うこともありますし、この部分は今でも考え方が変わらない、と思うこともあります。

 感じたことや関連する書籍をメモしておくのもよいと思います。

 本をきれいに保存することをとるか、読書の効用を高めることをとるか、と考えると、当然後者を選択し、気兼ねなく傍線を引くほうがよいですね。

 (ということで、ささやビジネスライブラリーの本は赤線だらけです・・・・・・)

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 参考文献:『勉学術』 白取春彦 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 

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