『勉学術』を読んで

2011年12月04日

 白取春彦さんの『頭がよくなる思考術』は大変おもしろい本でしたので、このブログで何度かご紹介しました。

 ブログ:「心配すると」
 http://highlyeffective.naganoblog.jp/e862877.html
 
 他にはどんな本を書いておられるのか興味が出てきて、今度は『勉学術』を読んでみました。書物の読み方、問題のもち方、考え方など「独学」の基本的な方法を紹介してくださる本です。
 
 2006年12月に第1刷が発行されており、私の手元にあるのは2007年1月発行の第2刷です。

 白取さんは、「学習」(Learn)とは年端もいかない子供がするもので、そこをすでに越えている大人がするものが「独学」(Study)であるといいます。
 
 独学に対する姿勢は厳しいです。

 勉強したいのなら、たった今から独学すればいいだけである。
 実験や機器を必要とする理科系以外の勉強なら、ほぼすべて自分でできる。障碍は何もない。 
 
                 『勉学術』より引用 


 しかし、本当に勉強している人はどうしているのか。睡眠を削って読書のための時間を捻出するとか、書斎をどうするとかにまったく頓着することなく、ただひたすら本を読み、考え、知の世界を広げているだけである。

                  『勉学術』より引用


 勉強や読書などの技術を述べている本は多いですし、私もそういう類の本は好きで、どんな方法があるのだろうと興味がわきますが、白取さんにいわせれば、何よりも勉強に熱中することだ、というわけです。

 社会人になってしまったからといって、やりたかった勉強をあきらめることはないのです。年齢に関わらず、すべての人が今すぐ始めればどれだけの未来が開けることでしょう。

 もう一度勉強したいと思っておられる方はぜひご参考になさってください。
 
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 参考文献:『勉学術』 白取春彦 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 

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