上司への動機づけ

2011年08月28日

 動機づけは上長にも向ける必要がでてくる。というのは、上長もやはり人の子であって、元気づけられたりほめられたりして悪い気はしないからである。
 たとえば、上長が迷っているようなときには、進んで彼のふところにとびこんでいって励ます。上長がよい仕事をしたら、心から素直な賛辞を呈する。

              土光敏夫著 『[新訂]経営の行動指針』より引用


 私は部下から動機づけされたことはないように思いますが・・・・・・

 経営者が部下からほめられるような行動をとるのは当たり前のことですから、あえて部下からほめられたら恐縮してしまいますし、恥ずかしい気持ちになりそうです。

 でも、土光さんが述べているように、どんな上司であろうと、ほめられて悪い気になる人はいないでしょう。

 おだてるとか、ごまをするとか、お世辞とか、構えるのではなく、上司がうまく動いてくれたら、素直な気持ちを表現すればいいのだと思います。

 「■■部長、難しい問題ですね。でも、部長のお考えが正しいと思います。うちの部も全員が応援しています。」
 
 「さすが、○○部長ですね、今回の件を解決して頂いて、とても助かりました。」
 
 こんな感じでしょうか。

 上からも下からも横からも動機づけが出来る組織があるとしたらすばらしいですね。

 お互いをよく理解し合っている風通しのよい組織なのだろうと思います。

 関係がうまくいかない相手には、まずは自分からその相手に動機づけをしてみるというのもよいかもしれません。
 
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 参考文献:『[新訂]経営の行動指針』 土光敏夫 (産業能率大学出版部)
 

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