仕事はできるのに、部下から信頼されていない管理職・・・・・・
社内会議でよく問題になる話題です。
このままにしておくわけにはいきません。
なぜそうなってしまうのか、その人物の行動や言動を詰めていくと、その人自身に問題があることが多いのです。
どんなに仕事ができても、周りの人と信頼関係を結べないようでは、管理職の仕事は全うできません。
般若心経の「空」の考え方でいえば、本来、人間と人間との関係は透明であり、何の色もついていないはずです。
そこに自分が選んだ形で関わり合いをもつことによって、関係性の実体が生まれてきます。
信頼関係ができない、信頼関係が崩れてしまったというのは、相手に対してそうなるように関わり合いをもったからです。すべては自分の問題なのです。
元経団連会長の土光敏夫さんは、信頼される人の行動基準として次の五ヶ条を挙げています。
一、相手の立場にもなって物を考える
一、約束をきちんと守る
一、いうことと行うことを一致させる
一、結果をこまめに連絡する
一、相手のミスを積極的にカバーする
土光敏夫著 『[新訂]経営の行動指針』より引用
これをみると、問題のある社員にはやはり出来ていないことが多いです。特に、一番目、三番目、五番目です。
自分で自分のことを気付くのはなかなか難しいです。
うちの社員たちは謙虚に自戒し、理解してほしいことです。

参考文献:『[新訂]経営の行動指針』 土光敏夫 (産業能率大学出版部)
Hitoshi Yonezu at 10:00
| 読書感想