第7回ビジネス読書会にて

2011年07月21日

 今朝は第7回ビジネス読書会が行われました。課題図書は、ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』と、中村天風の『君に成功を贈る』の二冊でした。4名の方が参加し、活発な意見交換が行われました。

 今回の課題図書は基本的なことが書いてある読みやすい本でしたので、参加者の意見は分かれることなく、凡そまとまりました。

 ジェームズ・アレンと中村天風は、表現は違いますが、同じことを言っている、ということです。

 自分に起こっているすべてのことは、自分にその原因があります。
 ○○が悪い、○○のせいだ、と環境のせいにする前に、まずは自分のしてきたこと、自分の考え方に誤りはないか見つめるべきなのです。

 大人としては、いまさらこんな本を読むの?と思ってしまいますが、ときにはこういう本を読んで、正しい考え方をおさらいすることが大切ではないか、ということになりました。
 
 この会で自己啓発の本を読んだのは初めてです。次回からはまた経営や経済に関する本が課題図書となります。

 もう少し仲間を増やしたいと思います。ご参加お待ちしております。


 さて、『松下幸之助 成功の金言 365』の7月21日の節より引用します。
 
 「自分にこんな欠点があることを知ったら、部下は自分を軽んじはしないだろうか」などと考えてしまう。そういうことも、また人間の一面かもしれないが、しかし、私はそんな心配は無用だと思う。現に私自身が、自分の欠点を皆に知ってもらい、カバーしてもらうことによって、今日までやってきたわけである。

                『松下幸之助 成功の金言 365』 7月21日の節より引用 


 社長としては、何でも知っていなくてはならない、何でも出来なくてはならない、いちばん強くなくてはいけない・・・と思ってしまいます。

 松下幸之助さんは、欠点を隠さず、さらけ出す方が、最終的には知恵や知識が集まり、成果が生まれるのだといいます。

 力のない人ほど、欠点を隠そうとしてしまうでしょう。

 部下の立場になってみたら、ガチガチになって虚勢を張っている人よりも、正直に自分を出している人についていきたいなあ、と思いました。

 欠点や弱さを隠さないことも、リーダーシップの一要素かもしれないな・・・・と考えておりました。

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 参考文献:

 『松下幸之助 成功の金言365』 松下幸之助 (PHP研究所)
 
 
 『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン (サンマーク出版)
 


 『君に成功を贈る』 中村天風述 (日本経営合理化協会出版局)
 

 参考CD:『積極性と人生』 中村天風 (天風会)
 


 『あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方』 岡田充弘 (明日香出版社)
 
 この本にも、企業においてリーダーが自分をさらけ出すことの効用が書かれていました。

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | 読書会

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