読書家とは?

2011年06月30日

 東京出張の空き時間に、有楽町駅前の東京交通会館にある三省堂書店有楽町店を歩いていましたら、『あたりまえだけどなかなかできない読書習慣のルール』という題名の本がたくさん並べられているのが目につきました。

 最近は読書術の本が売れているのですかね・・・本屋さんでよく見かけます。

 私は読書が好きなので、他の方がどのような方法で読書をされているのか、ということに大変興味があります。

 少し立ち読みしてみたところ、既に知っていることもたくさん書かれていて、この本が私に役立つかどうか?と悩みましたが、買ってしまいました。
 
 この本は、著述家の松本幸夫さんが読書を習慣にするための100のルールを教えてくれる本です。
 
 松本さんは、「読書家」という肩書を提唱しておられ、「読書家」を標榜するための条件として次の四つの条件を提示されています。
 
 ①年100冊以上の本を読んでいること

 ②名著、古典、ベストセラーなどに“一家言”あること

 ③読書家としての自覚をもつ

 ④本を理解する

 「読書家」は、国家資格でも民間資格でもありませんから、勝手に標榜しても問題はないわけです。

 もしも私の名刺に「読書家」という肩書を入れることができたら、初めての方との話題が弾んでおもしろいだろうなあと想像しました。

 が・・・
 
 率直な印象を申し上げますと、「読書家」というのは「勉強家」と同じく、他人をほめるときに使う尊敬の意のこもった言葉だと思いますので、自分のことを自分で「勉強家」というのがおかしいのと同じように、自分のことを「読書家」というのはおかしいと思います。
 自分のことを「読書家」というのは、少々おこがましい気がします。(あくまで日本人としての感覚として申しております。)

 実際、私のブログを読んだ方から、

 「米津さんは読書家だね・・・」

 とおだてて頂くことがありますが(少しはほめられている???)、私としては、そう言われても、

 「はい、まさにその通りです!」

 という気持ちにはなれないのです。

 「そんなこととんでもない、まだまだ勉強不足です・・・。」

 と恐縮している気持ちです。

 このことは考えないことにしても、上の条件をみたら、私は①と④はクリアしていますが、②と③に自信がありません。

 私が読書家と名乗るのは100年早いようです。

 松本さんの読書術で共感できたことは、本にしるしをつけて分かりやすく読むこと、集中して読む時間を確保すること、一テーマ20冊を読めばセミプロになれるということ、読書にもワークライフバランスの考え方を導入すること、などです。

 年間100冊の読書を目指す方はご参考になさってください。

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 参考文献:
 『あたりまえだけどなかなかできない読書習慣のルール』 松本幸夫 (明日香出版社)
 

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