存在する責任

2011年06月17日

 渡邉美樹さんの『勝つまで戦う 渡邉美樹の超常思考 』からの引用です。

 「すべての人は存在しているだけで、他人に対する責任が生まれる」と思っています。たとえば、いまこの国で、何不自由なくご飯が食べられること、勉強できること、仕事に就けること・・・・・・そのように生きさせてもらっていることに対して、すでに責任が発生しているのです。その責任を果たすために、みずからの「存在対効果」を高めようという意識を持つべきだ、というのが私の考えです。

            『勝つまで戦う 渡邉美樹の超常思考 』より引用


 最初に読んだときには、「存在しているだけで他人に対する責任が生まれる」ということの意味がよく分かりませんでした。

 「存在していることに感謝する」というのはよく聞く考え方ですから、納得できるのですが、「存在することに責任が発生する」とまでいえるのかどうか、

 そこまでいうのか・・・

 渡邉さんはなんて厳しい人なんだ・・・

 と思ったのです。

 しかし、大震災が発生し、その後いろいろな問題が起こって感じることは、やはり我々は存在自体に責任があったということです。

 震災は天災だとしても、原発をつくってそれを容認して、恩恵を享受してきたのは我々自身ですから、その責任は関係者だけにある訳ではなく、私にもあると言わざるをえません。
 
 渡邉さんのおっしゃるように、人生に対して感謝するのは当然ですが、いまここに存在することには常に責任がつきまとうのだ・・・とよく理解できました。

 積極的によい行動をして、人生に責任を負っていきたいと思いました。

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 参考文献:『勝つまで戦う 渡邉美樹の超常思考 』 渡邉美樹 (講談社BIZ)
 

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