心を定めて

2011年03月31日

 東北地方太平洋沖地震で被災された皆さま、および関係の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

 お亡くなりになった皆さま方には、謹んで哀悼の意を表し、御冥福をお祈りいたします。

 今日で3月は終わりますが、2011年3月11日は、永遠に人々の心に残る日となることでしょう。

 松下幸之助さんの『道をひらく』の「心を定めて」より引用いたします。

 嵐が吹いて川があふれて町が流れて、だからその町はもうダメかといえば、必ずしもそうではない。十年もたてば、流れもせず、傷つきもしなかった町よりも、かえってよけいにきれいに、よけいに繁栄していることがしばしばある。
 大きな犠牲で、たいへんな苦難ではあったけれど、その苦難に負けず、何とかせねばの思いにあふれて、みんなが人一倍の知恵をしぼり、人一倍の働きをつみ重ねた結果が、流れた町と流れなかった町とのひらきをつくりあげるのである。一方はただ凡々。他方は懸命な思いをかけている。そのひらきなのである。


 災害の傷も癒えず、日々の生活さえ満足にならない状況で、復興には時間がかかりましょうが、松下幸之助さんがおっしゃっているように、将来、被災地は前よりももっとよい町になって復活することが大いに考えられます。
 
 被災地のみなさまは、悲しみの中におられると存じますが、どうかお気をしっかりなさって、お過ごしいただきたいと思います。
 
 町同士の競争ではありません。国全体が一つの町です。
 数年後、国民の懸命な思いが実って、日本全体が一つになり、楽しく明るいよい国になっていることを想像しています。

 一刻も早く平和が戻りますことをお祈りいたします。

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 参考文献:『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
 

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | 松下幸之助

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