『「人を動かす人」になるために知っておくべきこと』を読んで

2011年02月07日

 『「人を動かす人」になるために知っておくべきこと』は、「世界一のメンター」として、またリーダーシップの権威として有名なジョン・C・マクスウェルが、「人を動かす人」になるための心得をまとめたものです。マクスウェルの本は、日本でも多数出版されています。

 この本は、ワタミのCEOである渡邉美樹さんが監訳を担当されています。
 渡邉さんは本を読むとき、心に響く箇所には付箋を付けていくそうですが、二三枚しか付箋がつかない本が多いなかで、この本は30枚の付箋を使い切ってしまったそうです。

 そのエピソードが渡邉さんの顔写真とともに、本の帯に書いてありました。渡邉さんがそうおっしゃるなら間違いないだろう・・・と乗せられて、衝動的に購入してしまいました。

 私が最も心に残った文章をご紹介します。

 成否のカギを握るのは、相手の理想の姿を思い描き、それを伝えていけるかどうかだ。
 相手の秘められた可能性は、あなたのかける期待によって引き出されるのである。


 人は期待をかけられると、その期待に応えようとするそうです。期待をかければ、相手はその気持ちを感じ取り、「期待に応えなければ」と意欲が高まるのです。
 だからこそ、「現状」ではなく、「可能性」に目を向けることが大切だ、とマクスウェルはいいます。

 つまり、「期待のハードル」は高いほうがいいのです。

 「いいぞ~いいぞ~」と期待のハードルを上げていきます。後でがっかりすることがあったとしても、そういうことは考えないでおく、あるいはがっかりすることを恐れないことにします。

 先日、あるお店にお客様をお連れしたとき、私がよい店だとあまりにもほめるものですから、その店主から「米津さん、あんまりハードルあげないでよ。プレッシャーかかっちゃうよ。」と言われたことがありました。
 
 プレッシャーにはなってしまったかもしれませんが、私が「いいね~!」「すばらしい!」ということで、お店の可能性が引き出されたのです。

 これからも周りに対してよい期待とよい想像をして、可能性を広げ、よいものたくさん引き出していきたい、と思いました。


 参考文献:
 『「人を動かす人」になるために知っておくべきこと』
 ジョン・C・マクスウェル著 渡邉美樹監訳 (三笠書房)
 

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