人間はだれもが、磨けばそれぞれに光る、さまざまなすばらしい素質をもっている。だから、人を育て、生かすにあたっても、まずそういう人間の本質というものをよく認識して、それぞれの人がもっているすぐれた素質が生きるような配慮をしていく。それがやはり、基本ではないか。もしそういう認識がなければ、いくらよき人材がそこにあっても、その人を人材として生かすことはむずかしいと思う。
『松下幸之助 成功の金言365』 3月4日の節より引用
上司と部下あるいは同僚の関係にあっても、相手の素質を見抜けていないことは多いのではないでしょうか。
素質がよくわからないときには、なるべくたくさん話を聴いて、その人の良さを引き出そうと思います。
面談をしたり、他の人と話している姿を見たり、車や電車で一緒に移動したり、食事をしたりして、違う側面にふれてようやく、こういうところがあるのか・・・と気がつくことがあります。
殻に閉じこもって、なかなか開いてくれない人、本当に思っていることを話してくれない人は、私の聴き方がいけないのでしょうけれども、困ってしまいます。
よく分からない人には、大切な仕事を任せることはできません。
人口が増えていた高度成長期と違って、我々はいま縮小する経済の中にいますから、お互いに選び、選ばれる状況にあります。
自分では気がつくことが出来ないよいところは誰にでもあるものです。
上司が部下の素質を引き出す努力をするだけではなく、部下は信頼できる上司に積極的に心を開いていく・・・そんな関係が必要なのではないか、と思います。

参考文献:『松下幸之助 成功の金言365』 松下幸之助 (PHP研究所)
第三回上田ビジネス読書会のお知らせです。
平成23年3月16日水曜日 午前6時半より、上田市のささやにて開催します。課題図書は冨山和彦著『挫折力』です。この本は、立場によって反論異論も出る本だと思いますが、あえて取り上げました。
年齢男女問いません。難しい話はしません。課題図書について、共感できるところ、納得できないところなどをお互いに話し合い、理解を深め、人生に役立てていく会です。詳しくは右のお知らせ欄をご覧ください。
現在の参加者は5人(うち1人は女性)です。
御連絡は右の「オーナーへメッセージ」から、私にメールをください。
ご参加お待ちしております。
参考ブログ:
「『挫折力』を読んで」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e676108.html
「第二回上田ビジネス読書会開催しました。」
http://highlyeffective.naganoblog.jp/e668222.html
Hitoshi Yonezu at 10:00
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