人生にダムを

2010年12月03日


 川にダムが必要なように、暮らしにもダムがほしい。物心ともにダムがほしい。ダラダラと流れっぱなし、使いっ放しの暮らしでは、まことに知恵のない話。
 大河は大河なりに、小川は小川なりに、それぞれに応じたダムができるように、それぞれの知恵を働かせれば、さまざまのダムができあがるはずである。


                             松下幸之助著『道をひらく』より引用


 
 松下幸之助さんのダムの話は有名ですね。

 京セラの稲盛和夫さんも、松下さんの講演会でダムの話を聞かれて感動したということを、ご著著で紹介されています。

 このダムの話は、教訓としていろいろなことに使えると思うのですが、例えば、最も分かりやすいのがお金です。
 稼いだお金をはじから使い果たしてしまうのではなく、いったんせき止めて、人生に有効なことに、だんだんと使っていくということです。

 人生で学んだことや経験したことを、その後、有効に活かせるように、ダムにためていきます。

 お金でも、学びでも、経験でも、どのようにためて、どのように放出していくのか・・・

 いまの生活は流れっ放しではないのか・・・

 ダムの話は単純な理屈ですが、「あなたにとってのダムは?」と聞かれれば、はっ、と思うことです。

 
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 参考文献:『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
 

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | 松下幸之助

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