わけ入れば思わぬ道があるというのは、何も野や山の道のことだけではない。いままで、これが一番よいと思っていたものが、やがてもっとよいものができてきて、だから前のものは古くなって、おたがいにさらにゆたかな生活を楽しむことができるようになる。
松下幸之助『道をひらく』より引用
何も変化のないように思える毎日の生活も、十年前のことを思い出せば、ずいぶん変わりました。
いまもし困っていることや解決できそうもないことがあったとしても、ずっとこのまま同じ状態が続くということはないのです。自分も変わりますし、他人も、社会も、経済も、政治も変わってゆきます。
松下幸之助さんは、どんなことにも、もうこれでいいのだ、と安易に考えないで、わけ入れば思わぬ道もあるという思いで歩みをすすめていきたい、とおっしゃっています。
毎日の小さな努力は、着々と積み重なって、形になる時が来る・・・と私も信じております。
これからの十年もあっという間でしょうが、十年後によかったな・・・と思えるように、新しいことに挑戦し、あきらめないで、前向きに明るく考えていきたいと思います。
参考文献:『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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