嫌われることを恐れない二人

2010年11月06日

 『嫌われることを恐れない突破力!』は、ジャーナリストの田原総一朗さんが、堀江貴文さんと勝間和代さんにその生き方や考え方を聞きだした本です。鼎談の形をとっています。

 私は最近全くテレビを見ていないので、映像ではお二人の姿が頭に浮かびませんが、本や週刊誌や新聞などではときどきお二人のご活躍を拝見しています。
 誤解されることをいとわないお二人ですね。嫌われることが分かっていても、自分の考えを貫き通すというところに共通点があるように思います。

 田原総一朗さんの聞き出し方が巧みなので、性格がよく引き出されています。お二人の考え方が同じところは多いですが、意見を違わすところもところどころあります。
 勝間さん、堀江さんについて、皆さんもいろいろご意見はありましょうが、田原さんはお二人の突破力を高く評価されています。

 いくつか気になった点を挙げてみます。

 堀江さんは、ブログを書くことは、自分の中でその問題を消化するための作業であるといいます。私もそう思います。
 本を読むだけで終わるのと、その感想をブログに書いてみるのとでは、理解の深さや知識としての取り込み方が大きく変わると思います。書きながら気付くということも多いのです。

 勝間さんは、「嫌われることを防止するコスト」と、「嫌われた結果として被る損失」のトレードオフのバランスの中で生きているといいます。誰もが無意識にこのバランスを考えていると思いますが、勝間さんや堀江さんは、一般の人よりも「嫌われた結果として被る損失」に、よい意味で鈍感になっているのでしょう。

 勝間さんも、堀江さんも、日本よりアメリカのほうがましであるとし、いまだにアメリカに見習うべきだといいますが、私はこの点については全く同意できませんでした。
 いまはもう一つ一つの仕組みのよさを見るよりも、世界の大きな潮流を見るべきだと思います。

 表紙に「2時間で人生が変わる!」と書いてありますから、普通の方でも2時間、早く読める方なら1時間で読めます。自分の考えと比べながら読んだら面白いと思います。
 
 お二人のチャレンジングな人生を伺って、私も心に思っていることをチャレンジしたくなってきました。

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 参考文献:
 『嫌われることを恐れない突破力!』 勝間和代 堀江貴文 田原総一朗 (アスコム)
 

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