自己を捨てる

2010年10月25日

 自己を捨てることによってまず相手が生きる。その相手が生きて、自己もまたおのずから生きるようになる。これはいわば双方の生かし合いではなかろうか。そこから繁栄が生まれ、ゆたかな平和と幸福が生まれてくる。

                  松下幸之助『道をひらく』より引用



 コヴィー博士の『7つの習慣』には、「理解してから、理解される」という教えがあります。
 自分のことを分かってほしい、自分の言うことを聞いてほしい、という前に、まず相手のことを知ろうとする、相手のことを理解する方が先だ、ということです。
 この部分で私は大きな気付きを得ました。詳しくは『7つの習慣』を読んでみてください。

 引用した松下幸之助さんの文章も、同じことを意味していますね。

 人によっては、自分の主張を通し、自分の好きなことばかりをしゃべり続けて、相手には意見をはさませず、その場を支配して、平気な顔をしている人もいます。 
 その場はそれでよいでしょうが、二度三度と続くと、周りの人の心は離れていってしまいます。

 私のような経営者や組織のトップに立つ人は、こういうことが通る立場にいますから、裸の王様にならないように気をつけなければなりません。

 ビジネスの場であれ、プライベートな場であれ、私一人がようようとしゃべっていて、周りが黙っていると、みんな聞いていてくれるのかな?楽しいと思っているのかな?と、ふと我に返る時があります。

 参考文献:『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
 

 『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー (キングベアー出版)
 

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