自分でやってみるがよい

2010年10月08日

 他人の仕事を見て物足りないなあ、と思えば、自分でその仕事を引き受けて、試しにやってみるがよい。他人の商売を見て、下手だなあ、と思えば、自分でその商売を試してみるのがよい。隣の家がだらしない生活をしていると思えば、自分はしっかりと生活してみよ。他人が書いた本を批判したかったら、自分でも筆をとって本を書いてみよ。学者を評しようとするなら、学者となれ。医者を評しようとするなら、医者となれ。

                  『現代語訳 学問のすすめ』より引用



 歳をとるとともにいろいろなことが分かってくると、自分の安全地帯に入っているのが最も楽で、新しい分野へ挑戦する勇気がなくなってしまいます。
 
 人間は基本的に保守的ですよね。  

 これは仕事だけではなくて、趣味や生活など、何でもそうかな~と思います。

 私などは毎日、同じことをして、同じものを食べ、同じものを着ています。

 少し勇気を出して、新しいことを始めたり、感じの違った洋服を着てみたり、いつもは読まないような本を読んだりすると、新しいものが見えてきて、やる気が出てきます。

 福澤先生のおっしゃるように、いろいろ言いたいなら、まずは自分でやってみるがよい、ですね。

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 参考文献:
 『学問のすすめ』 福澤諭吉 (岩波文庫) 
 

 『現代語訳 学問のすすめ』 福澤諭吉 斉藤孝訳 (ちくま新書)
 

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