人の命はけっして長いもんじゃありません。どんなに愛しあっても、また互いに理解があっても、また健康であっても、百年といっしょには生きられないんです。
この現実を考えたら、時を同じくしてこの世の中に生きるお互いの人間は、だれかれなく、笑顔でもって接するのが当然でしょう。
違いますか?
中村天風著『君に成功を贈る』より引用
私は、かたい人間で、笑顔が得意とはとてもとても申し上げられないのですが・・・世の中には笑顔が素敵な、感じのよい方がたくさんおられますね・・・
中村天風さんは、日本人は妙に偏屈な考え方や気難しさがあるから、笑うのが下手なんだとおっしゃっています。
アメリカへ行けば、知らない人でも街でニコッとして挨拶してくれることが多いです。日本でも、街を歩いていると、知らないアメリカ人らしき人と目が合うと、やあ、というような簡単な挨拶をしてくれます。
アメリカの礼儀や社会風俗がよいかどうかは別として、挨拶だけに関しては、本当にフレンドリーだなと思います。
このところ、国際関係において、吐き気を催してしまうようなひどい事件が起こっていて、私は新聞も読む気になれません。(テレビはもともと見ないです。)
マスコミから入ってくる情報をうのみにしていると、国民は感情だけが高ぶって、冷静な判断を失います。そうなると、世論に動かされる政治においては、国益を損なうような交渉や判断がなされることも有りえるのです。
私はインターネットで情報をたどって、この事件はどんな構図でどうなりそうなのか、おおよその見当を立てて、静観しています。
話がそれてしまいました。人間は喧嘩するために生まれてきたのではないですから、笑顔で楽しく幸せに暮らせるのが一番です。
国際関係においても、お互いのことをよく理解して、笑顔で仲良く協調していけたらよいですね。(その裏側は戦争ですからね。)

参考文献:『君に成功を贈る』 中村天風述 (日本経営合理化協会出版局)
参考CD:『積極性と人生』 中村天風 (天風会)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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