朝の間はかたづいて居る残暑かな 千代女(江戸時代)
朝夕がどかとよろしき残暑かな 阿波野青畝(『春の鳶』1952)
今年の夏は、朝起きてから寝るまで、そして寝てからも、まったく隙を与えてくれない暑さが続きました。
こんなに暑い夏は初めてでした。
九月に入ってからも昼間はまだ残暑が続いていますが、朝夕の空気は涼しくなりました。
この爽やかさの訪れは、天の恵みか・・・とありがたさを感じてしまいます。
新しいことが始まりそうな秋ですね。
どうかみなさまご自愛くださいませ。

参考文献:『季語集』 坪内稔典 (岩波新書)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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