昨日の夕方もそうでしたが、今夏の上田には、雷鳴とともに、集中豪雨が何度も何度も、繰り返し襲ってきました。
浸水などの災害にあわれた方には、心よりお見舞いを申し上げます。
たいていの場合は、夕方に恐ろしい勢いで雨が降ったあと、その事はけろりと忘れたかのように、一転して静かな夜になりました。
さっきのあの恐ろしい雨は、いったい何だったんだ・・・と思うことが何度もありました。
昨日の深夜、ある会合が終わってお店を出た後、しばらく歩いてから傘を忘れたことに気がつきました。
お店に戻り、傘を手にして、空を見上げると、少しの雲と、円いお月さまが輝いていました。
あの月をとってくれろと泣(なく)子哉 小林一茶
月がこうこうと輝いていて、空はきれいな藍色に染まっています。
月を見ながら、あーよかったなー、とつぶやき、家路を急いでおりました。

参考文献:『季語集』 坪内稔典 (岩波新書)
Hitoshi Yonezu at 10:00
| 俳句