『仕事は楽しいかね?』を読んで

2010年08月08日

 『仕事は楽しいかね?』は雪のために空港で足止めされた「私」が、そこで偶然出会ったマックスという老人からビジネスや人生で大切なことを教わるという話です。

 「私」は、マックスからの

 「仕事は楽しいかね?」

 という問いかけに、ギクリとしてしまいます。


 この本にはたくさんの教訓がちりばめられています。

 最も中心のテーマは「試すこと」ですが、私が大切だと思ったのは次の二カ所です。

 
 持つべき姿勢をしっかり育てて、それから画期的な成功を収めたんじゃない。画期的な成功を収めて、それから持つべき姿勢について、もっともらしい話をしたんだ。



 ”適切な時”とか”完璧な機会”なんてものはないということ。

                         (以上の2文は引用)


 
 いろいろ考えていたら、考えているだけで時間は過ぎてしまうかもしれないのです。


 まずは、すぐに動いてみることです。


 何をするのにも、理念を唱えることはとても大切ですが、理念があれば成功するわけではありません。
 
 余りにも理念を唱えることに偏り過ぎている昨今の「理念教」的な考え方に一石を投じてくれて、納得できる本だと思います。

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 参考文献:『仕事は楽しいかね?』 デイル・ドーテン (きこ書房) 
 

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