三人の石切り工の話

2010年09月29日

 三人の石切り工の話がある。何をしているかを聞かれて、それぞれが「暮らしを立てている」「石切りの仕事をしている」「教会を建てている」と答えた。第三の男こそ、真のマネージャーである。

                『ドラッカー365の金言』 9月29日の節より引用

 ドラッカーは、マネージャーは、組織がどこへ向かっているのか把握していることが重要だといいます。

 進む先を見ないで、手元の仕事だけをしているのは、マネージャーとはいえないのです。
 
 「石切りの仕事をしている」と答えた第二の男については、専門能力をもつスペシャリストは必要だけれども、専門的な仕事をしていることが重大なことをしている、と錯覚しがちであり、全体のニーズと関連していなければならないと指摘しています。

 どんなに優れたスペシャリストであろうと、組織の方針を理解していなければ、組織に貢献することはできないでしょう。
 実際のところ、組織になじめないスペシャリストの話はよく聞きます。

 自分の仕事だけをこなしていけばいい・・・と思っている社員の方には、会社がどのような考え方で、どの方向に進んでいるのか、教育していかねばなりません。

 自分の担当している仕事がどのように組織に貢献しているのか、各人が理解している状態でありたい、と思いました。

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 参考文献:『ドラッカー 365の金言』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
 

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | ドラッカー

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