仕事は面白いか

2010年06月21日

 実は「仕事が面白くない」という実感は、「仕事が面白い」と実感できた経験に支えられている。仕事が面白いと思えたときがあるからこそ、仕事が面白くないという不平不満が出てくるのだ。
 また、「仕事が面白い」と実感できた経験がまったくない人であっても、「仕事が面白くない」という実感は、「仕事はもっと面白くなりうるはずだ」「仕事は本来面白いはずだ」という思いに支えられている。もしも、仕事が面白くなりうる可能性がまったくないとしたら、仕事が本来は面白いものではないとしたら、誰も「仕事は面白くない」なんて不平不満を言わないだろう。

             『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論』より引用


 仕事が面白くないと思っている人には、仕事が面白かった瞬間が必ずあったはずだ、と戸田さんは言います。
 
 そうであるならば、いままでどういう仕事をしたときに、「面白い」「楽しい」「うれしい」「興奮する」と感じたのか、よく思い出してみたらよいのです。

 私は零細企業の社長ですから、周りの皆さまからは大変そうに見えるらしく、同情の言葉をかけられるばかりですが、自分の中では、仕事をしていて、「おぉっ~、すごい!!!興奮するな~」という瞬間はあるのです。

 たいていはお客様や社員との関係の中から生まれてきます。

 そういう気持ちをまた感じたいと思って、仕事に取り組むのです。
 
 戸田さんはさらに、今まで一度も仕事が面白いと感じたことのない人は、心の中に「この仕事はもっと面白くなるはずだ」という潜在意識をもっているのだといいます。

 であるならば、「つまらないから」とすぐにあきらめるのではなく、まずは仕事の「面白探し」をしてみたらどうかと思います。仕事はどうしたら面白いのか、自分にとって面白くなる方法を純粋に考えてみるのです。
 進路を変えるのはそれからでもよいでしょう。
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 参考文献:
 『働く理由 99の名言に学ぶシゴト論』 戸田智弘 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
 
  
 昨日、上田から松本へ移動する際に、上田原のコンビニ前で、「松本まで」というプラカードを掲げたヒッチハイカー二人をピックアップしてあげました。
 信州大学の工学部と人文学部のヒッチハイクサークルの学生でした。草津温泉から松本の信州大学へ向かう途中でした。
 私はワンダーフォーゲル部だったので、ヒッチハイクとも少し共通項があり、話に花が咲きました。

 ヒッチハイクで旅をするという無垢な気持ちを大切にして、立派な社会人になってほしいな~と思いました。

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