海釣りをしていると時間を忘れてしまいます。
たとえ全く釣れなくても、釣りに集中できると、楽しく過ごせます。
師匠がいるわけではなく、釣りのガイドブックを読んで自己流の釣り方をしていますし、しょっちゅう行っているわけではないので、一向にうまくなりませんが、飽きません。
『釣り宿オヤジ直伝「超」実践海釣り』は、千葉県の外房、飯岡港に所属する釣り船の船長が、釣りの極意を教えてくれる本です。
いまは釣りに行くとしても、もっぱら浜や防波堤からですが、10年くらい前にはロータリークラブの先輩に連れられて、何度か釣り船に乗ったことがあります。
この本を読んでも船に乗らなければ意味がないのですが、魚との駆け引きや、漁師の魚の調理法など船長の知恵がたくさん書かれていて、想像するだけで、船に乗っているような、釣りをしているような、楽しい気分になることができました。
こういう娯楽の本を読むことは、テレビで釣りや料理の番組を見ているのと同じか、それ以上の効果がありますよ。

参考文献:『釣り宿オヤジ直伝「超」実践海釣り』 芳野隆 (講談社+α新書)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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