人事をつくして

2010年05月09日

 私心にとらわれることなく、人としてなしうるかぎりの力をつくして、そのうえで、静かに起こってくる事態を待つ。それは期待どおりのことであるかもしれないし、期待にそむくことであるかもしれない。しかしいずれにしても、それはわが力を越えたものであり、人事をつくしたかぎりにおいては、うろたえず、あわてず、心静かにその事態を迎えねばならない。そのなかからまた次の新しい道がひらけてくるであろう。
   
                     松下幸之助『道をひらく』より引用


 永い人生です。いろいろなことがあるのは、当然でありましょう。

 楽しいとき、うれしいとき、悔しいとき、悲しいとき、辛いとき、頭にくるとき、恐ろしいとき、・・・

 いずれのときも、しばしその感慨にひたったら、気持ちを切り替えて、最善の結果になるように、力をつくして行動します。

 考えられるすべてをやりきったなら、あとは結果を待つだけです。

 やりきったのですから、もう昨日のことや明日のことを悩んでもどうしようもないですし、悩む必要もありません。
 
 すぐに次のことがやってきますから、そちらのことに集中したほうがよいでしょう。

 いまは、いま出来ることに一生懸命になりたいと思います。
 
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 参考文献:『道をひらく』 松下幸之助 (PHP研究所)
 

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | Comments(0) | 松下幸之助

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