知識社会の「知識」とは

2010年05月04日

 ネクスト・ソサエティは知識社会である。
 知識社会とは、第一に、知識は資金よりも容易に移動するがゆえに、いかなる境界も存在しない社会である。第二に、万人に教育の機会が与えられているがゆえに、上方への移動が自由な社会である。第三に、万人が生産手段としての知識を手に入れ、しかも万人が勝てるわけではないがゆえに、成功と失敗が並存する社会である。

          『ドラッカー365の金言』 5月4日の節より引用


 生産も消費もある程度確立されている日本においては、企業の行動に大きな差は無くなった。行動の小さな差が、後になって成果の大きな差となって出ている。

 小さな差というのは、それぞれの企業や、担当者が日々の経験を積み上げて築き上げてきたもので、それを体系的にまとめたものこそが知識といえるものではなかろうか。

 何も難しい技術や論理のことをいうのではないだろう。

 ドラッカーが指摘するように、知識社会は流動的であるがゆえに、非常に競争的である。

 知識をつくりだしていくことを大切にしたい。

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 参考文献:『ドラッカー 365の金言』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
 

 Hitoshi Yonezu at 10:00  | Comments(0) | ドラッカー

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