権限と責任は対である。権限をもちたくない、またもつべきでないというのであれば、責任についてもいってはならないと思う。逆に責任をもちたくない、またもつべきでないというのであれば、権限についていってはならないと思う。
スローンの言葉『ドラッカー365の金言』 4月25日の節より引用
権限なき責任には正統性はなく、責任なき権限にも正統性はない・・・文字で書けば、当たり前のことである。
しかし、実際のマネジメントの場においては、権限らしきものをかざしておきながら、いざという場面で、あるいは結果について、責任を負わないマネージャーがいかに多いことか。
自分には権限も責任も関係ない、というならば、一スタッフとして、言われたことだけを、淡々とやっていただくしかない。
権限がある以上は責任を果たさなくてはならない。自分の仕事がうまく進んでいないのなら、権限を行使して、結果が出るように力を尽くさなくてはならない。
そうやって強い推進力で仕事を執行することができるかどうか。すべてはそこにかかっている。

参考文献:『ドラッカー 365の金言』 P.F.ドラッカー (ダイヤモンド社)
Hitoshi Yonezu at 10:00
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