夜食をするときには

2010年04月10日

 夜食する人は、暮て後、早く食すべし。深更にいたりて食すべからず。酒食の気よくめぐり、消化して後ふすべし。消化せざる内に早くふせば病となる。夜食せざる人も、晩食の後、早くふすべからず。早くふせば食気とどこをり、病となる。

               貝原益軒『養生訓 巻第三 飲食上』より引用


 日頃は当社の各店舗をご利用くださり、誠にありがとうございます。

 この時期、歓送迎会やら、卒業式やら、入社式やら、いろいろな会合が続いています。
 
 宴会でお料理をたくさん頂いても、その後、二次会、三次会とはしごをしていくと、深夜になってから、お腹が空いたような気分になって、ラーメンを食べたくなることがあります。お客さまや友人たちも、同じようなことをおっしゃいます。

 アルコールが満腹を感じる神経を麻痺させているのでしょうから、本当はお腹が空いているわけではないのだろうと思います。

 夜食はいけないと分かっていながらも、身体が欲してしまうのですね。

  冒頭にご紹介しましたように、江戸時代の本草学者、貝原益軒は、食事をした後にすぐに寝てしまうと、病になるといっています。

 食べた後に、すぐ寝ると、悪夢を見て、よく眠れませんし、翌朝になっても、胃腸が気持ち悪いことがありますよね。

 みなさま、どうかお気を付けくださいまし。
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 参考文献:『養生訓・和俗童子訓』 貝原益軒 (岩波文庫)
 

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