世間の奴隷にならないためには、世間を捨てればいい。
会社の奴隷にならないためには、会社を捨てればいい。
欲望の奴隷にならないためには、欲望を捨てればいい。
『般若心経の教える幸せになるための智慧』より引用
私も常に何かに限定された自分であるのです。
会社では、社長という限定的な自分です。
社長という限定的な自分である限り、私は会社の奴隷です。
奴隷である限りは、自分を商品化しなくてはならなくなる。
売上をあげなくては・・・
利益をあげなくては・・・
そう考えるのは、あくまで商売、ビジネスという世界の支配のもとにいるからです。
それが絶対的に正しい真理であると勘違いしそうになることがあります。
だから、
とらわれているものをことごとく捨てていく。
思い通りにならないものは、思い通りにならない、と諦める。
そのときに、苦から解放され、奴隷から解放されるといいます。
自分が奴隷であるということ・・・全くその通りだなあと思いました。

参考文献:
『般若心経の教える幸せになるための智慧』 ひろさちや 阿純孝 (ソフトバンク新書)
仏教の知識が必要な部分もありますが、分かりやすく書かれた本ですので、般若心経にご興味のある方は、ぜひご一読くださいませ。
Hitoshi Yonezu at 10:00
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